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新・水滸伝 始まってしまうと あっという間で 2週間のお稽古から初日を迎えて 
公演はあと半分 9回を残すだけとなりました。
 

考えてみると全部で18回ですから もったいないと言えばもったいないですね。


4ヶ月の公演も 1日だけの上演も お稽古する労力 費やす時間は同じです。
 
しかし 逆に新・水滸伝は 短い時間で作り上げ なんとか他の作品と遜色ない出来上がりの作品にとの
みんなの思いがあっただけに もう、すぐ終わってしまうのかと云う気持ちは 
それぞれが持っているみたいです。 


出来上がってみると やはり 21世紀歌舞伎組の久し振りの新作。 

稽古期間の少なさなどを補いつつ いい作品にして行こうとの思い入れは 
出演者全員にあったのでしょう。


この作品が また どこかで再演されればいいなあと思っております。


今日のカーテンコールには猿之助旦那も出演され お客様も大喜びでした。


猿弥さん曰く「みんなの2時間の力演が 全部 旦那に持って行かれてしまった。」(笑)と・・・


確かに 市川猿之助 スーパースターたる所以でしょうね。 

この存在感は私達ではどうしようもありません



2週間のお稽古の間 演出家である旦那の発想によってこの作品 どんどん進化していきました。


もし始めの台本を知っている方が居るとしたら これがこんなに変わるのかと思われるかも知れません

もちろん その作業は 原作の横内先生との綿密な練り上げの元に行なわれている訳です。
 


作品は成長する生き物です。 ヤマトタケルも初演から何年も練り上げて来られました。


でも ここに出演しているみんなは 明らかに新・水滸伝 初演のメンバーです。


この後もし この作品が何年にも渡り再演を繰り返される事になれば 
この役は誰々がやったと、後年のお客様の記憶に残る物なのです。


みんなでこの作品を大事にして行きたいと思います。

今日の写真はその初演の若手メンバーの一人 韋駄天 戴宗(いだてん たいそう)の猿若くんです。


イケメン 韋駄天 猿若 この作品で彼のファンは明らかに増えたことでしょう。

それほど彼にピッタリの役柄 扮装です。


彼の当たり役 生の舞台を見ないと 後悔しますぞ~ (見れない人 ごめんなさい)