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昨日のブログは 甘樫の丘から北の方角を望む 巻向の里でした。

同じ場所から、東の方角を望むと 眼下に飛鳥寺が見られます。

蘇我馬子が発願し、建立した日本最初のお寺 『飛鳥寺』

そして、そこにまします大仏様は 飛鳥寺創建9年後に 
推古天皇が聖徳太子や蘇我馬子 及び 各皇子と誓いを立てて発願し 
4年の歳月を経て 造られた 日本最初で最古の仏像であります。

その飛鳥寺に入館させて頂き 御僧侶のお話を伺いました。

その大仏様は 開眼以来 その座を移された事は無く 実に1400年もの間 
ずっとそこで、時代の流れを御覧になられているのだそうです。

ですから 私達が座らせて頂いていた床に 聖徳太子や蘇我馬子 蘇我入鹿 
中大兄皇子(天智天皇)等
歴史を賑わした 数々の方が 過去のこの場に居られた事となります。

そのお話を伺った時、時代の流れは遠い昔ですが つい昨日の出来事のように感じました。

また、これからの1400年 日本でどれだけのものが残っていくでしょうか?
との問いかけに 残さなければならないものは 数多くあるでしょうが 
果たして残るとなると・・・
と 考えてしまいました。

偉大な先人達の業績 今のこの情報化、機械文明の時代から考えると 計り知れませんが
却って機械など無い方が 純粋に歴史の中に残っていったのだなあ と考えざるを得ません

改めて 時代の流れを静かに御覧になられていた 大仏様に頭を下げてまいりました。

ここでこの1400年前からの尊いお姿を 惜しげもなく、現代的に写真撮影OKと云う
斬新的な考え方に さらにビックリ致しました。 

今日の写真は、甘樫の丘から望む飛鳥寺 
そして1400年の長きにわたり歴史を見てこられた大仏様です。

ちょうど今年は1400年祭が催されるのだそうです。

追伸

このブログ 大和、古代ロマンの旅を書かせていただくにあたり
毎日 旅先からリアルタイムでの更新 と思っていらっしゃる方が居られるようですが
松竹座 千秋楽の後 2泊3日で大和を見て周り その時の旅日記を
何回かに分けて 書かせていただいております。 
ですから現在は東京で休息中です。(名古屋公演に入るまで)

却ってご心配をおかけして申し訳ございません