皆様 こんばんは あ もう 12時を回ってしまいましたか・・・    残念!


大阪公演 二日目の夜が終わりました。

今日も1日 熱い舞台を 様々な意味で 感じさせて頂きました・・・


大阪の皆様は ヤマトタケルは別として 松竹座のお芝居は、
何度か御覧になられている方が多いかと思います。

初めて松竹座で御覧になられるお方は ごめんなさい



私たちの舞台 ヤマトタケルを公演するにあたって 舞台袖 上手(かみて)下手(しもて)の
エレベーターの存在は 見逃せません


以前にも お知らせしましたが 新橋演舞場はエレベーターがございません

博多座の舞台裏には楽屋のエレベーターが2基ございます。  

松竹座にも袖に エレベーターが 下手に 大きなのが1基  上手に 中 小 2基ございます。

俳優の 出 入りに欠かせないものです。


1階がお客様の入場されるエントランス 3階が舞台です。

舞台面は構造として回り舞台などがあるため 
所謂 奈落(ならく)と呼ばれる部分が1・2階を占めております。
(道頓堀は土地が川に側している為 下に深く取れないので松竹座独特の構造です)


私たちが3階(舞台)からエレベーターに乗ると 4・5・6階はなく 7階 楽屋へと向かいます。

では 4・5・6階は何でしょう?    


 実は何にもないのです。



4・5・6階は 皆様 客席の空間 
そう お客様の上 空間なのです。 そして楽屋は ??



お客様の舞台を御覧になっている席から 上を見上げて頂いた 天井  その裏 

その天井裏に 私達の楽屋がございます。 


回廊と云うにふさわしい 廊下を挟んで ワンフロアーに楽屋が並んでおります。


これは 京都南座も同様ですが 狭い敷地に役者の楽屋を配した 苦肉(独特)の建築といえましょう 


普通の劇場は楽屋は別立ての建物 または舞台裏 あきらかに別棟なのですが 

この2座だけは客席天井裏に 楽屋がございます。  


不思議ですよね(笑)


昔の南座は木造だったため 楽屋に居てお客様の熱気(歓声)が楽屋(天井裏)まで聞こえてきました。


松竹座は鉄筋のため 今は、歓声そのもの聞こえてきませんが なんとなく皆様の熱気は 

煙の如く 楽屋に浸み込んで参ります。


これもまた古い小屋(松竹座は新しいかな?)の良い所でもあります。