正直に申し上げまして 私ども 初日を迎えるのは三度目。
でも 新橋演舞場での初日かと 間違うくらいの熱気でした。
舞台の熱気もさる事ながら 客席の皆様の熱気も すごいすごい！！
その熱気もカーテンコールで 師匠 猿之助丈が羽織袴で登場すると
一段とお客様のボルテージは上がりました。
ヤマトタケル すべての方々が、この作品に賭ける思いは 並々ならぬものがあるようです。
今日は 初日と云うことで 先日、申し上げていた 私の暖簾をご紹介したいと思います。
今回初めて 掛けさせて頂く暖簾 初夏にふさわしくタンポポ色の地に
（私が一番好きな色です。）
深緑での私の文字などを染め抜きました。
左下には、このブログのタイトルでもあります「二輪草」を配させていただきました。
また白抜きで 今回作って下さった方々のお名前を 一字づつ 入れてあります。
「市川猿三郎」の字も、この中のお一人に書いていただいたものを
使わせていただいております。
これは地元 大阪での皆様が作ってくださいました。
実は、この中のお一人は この暖簾を作るのに 多大にご協力頂いたのですが
残念ながら この暖簾の出来上がりを御覧になる事無く、およそ一ヶ月前に
他界されてしまいました。
それが非常に残念です。
公演中だったため、ご葬儀等に参列することが出来なかったのですが、
大阪に来た日に、お参りに行かせていただきました。
見ていただくことが出来なかったのは、本当に心残りですが、
他の皆様と一緒に 猿三郎襲名 暖簾の出来上がりを
きっと喜んで下さって居ると 存じます。