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今日はやっと晴れて 1回公演 終演後 楽屋を出ますと 

「猿三郎さん 写真を一緒に撮ってください。」と言われ

「え? こんなおじさんと 一緒でいいんですかと?」と思わず 言ってしまいました。


一緒に写真を撮らせていただき サインを書かせて頂き また「ブログを見ています。」と 
おっしゃって頂き 私にとっては大変うれしいことです。 ありがとうございます。



博多の公演も後二日 明るいうちに博多の街を 歩けるのも今日が最後だと思い 
ちょっとうろうろ致しました。


那珂川にかかる 西大橋からの眺め 中洲を望み キャナルシティにいたる風景は
私の中の博多のつぼであります。 (今日の写真は その西大橋からの眺め)


もう30年ほど前になりましょうか? 猿之助公演の巡業で 夜遅く、博多に乗り込み
中洲の橋を渡るバスの中から見た光景は 橋の上で カセットデッキを何台も置き 
着流しの旅姿から女形 着替えながら 連続で何曲も踊っている 大道芸人の人が居られました。


周りには観客があふれ やんやの喝采でした。

みんな バスの中から さすが博多! と 驚嘆したものです。  


残念ながら 時代の流れとはいえ 今ではそのような光景も あまり見られなくなりましたが・・・



明日は2回公演 明後日は 終演後 帰京と云う慌ただしい行程ですので、 
今日は一人で夕飯がてら 早い博多の街を散策して お蕎麦屋さんで 
蕎麦のあてで お酒を頂きながら ゆっくり 
「剣客商売」の 秋山小兵衛か(本人は大二郎のつもり) 「居眠り磐音」の坂崎磐音を きどって 
ちびちび飲んでおりました。

で、ここのお蕎麦屋さんの 娘さんが、なんともキビキビ働いていて 気持ちがいい 
色気のない言い方を致しますと アルバイトの女の子

でも お芝居で言うと ちいさな蕎麦屋の看板娘! 同じ お蕎麦とお酒が この娘さんで
なんとも 美味しいお酒に変わります。 


大事なことですね そこで働いている以上 私はこのお店の看板娘
(もっとも 娘さんは そんな意識は微塵にも思っていらっしゃらないでしょう)

でも そこのお店で働いている以上 お客様はそう思いますよ(笑)
アルバイトなどと、割り切る娘さんが当たり前の中 それ以上の お店の看板娘さんを見た思いでした。


博多も後 3回の公演 ヤマトタケルの看板娘・・・・には 程遠いですが 
「看板の横から、おじさん覗く」ぐらいは 頑張ってまいりたいと思います。