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博多座のヤマトタケル 明日は中日を迎え 全体のやっと8分の3が終わります。
とはいえ まだ2ヵ月半の公演が残っておりますが・・・・

やはり長いですね~ 4ヶ月ロングラン公演は・・

それぞれの役者さんも 色んな気持ちの切り替え方法で 毎日の舞台に臨んでいることと思います。

今日は1回公演 早い時間で、私の弟弟子に夕食を付き合え! 
と云う形で 夕飯を共に致しました。
彼らには、迷惑だったかもしれませんが、めったにない機会、
いろんな事を話せたらと 思っておりました。

自分自身では、自覚はありませんでしたが、私は過去に一時期、
かなり態度に「かど」があったなど、昔の話をたくさんしてくれました。
今振り返ってみれば、そういうこともあったのですね・・・
気をつけなければ・・・

あまり おじさんの戯言につき合わしてもいけないので 7時半を限定に彼等とは別れました。

彼らはまた、気持ちを切り替えて、宵闇へと向かって行ったことでしょう。


今日の写真は、ちょうど私が彼らと同じ年頃でしょうか。

猿之助旦那が初めてスーパー歌舞伎を立ち上げ、ご縁があって、それを故高円宮殿下が
御覧になり、その後、当時浩宮様(現皇太子殿下)にお勧めくださり、
再度、ご一緒にご観劇くださいました。

その折カーテンコールの後、浩宮様はわざわざ 舞台までお越しになられ
出演者一同と記念写真を撮らせていただいた貴重な一枚です。

これは、今月、猿之助旦那より、初日の日に頂戴しました。

帝は故實川延若さん、皇后は先代門之助さん、その他、ヤイレポの故坂東吉弥さん、
タケルの家来の先代中村亀鶴さん、当時松竹社長であった永山さん。
今では鬼籍に入られた方も多くいらっしゃいます。

延若さんの後ろに写っておりますのが、先代猿三郎さんの琉球の使者と、
私、現猿三郎の琉球の踊り子です(おわかりになられますでしょうか?)

この写真を頂いた時に 「私も この場に同席させていただいていたんだ」
と、改めて感慨深いものがありました。

まして、先代の猿三郎さんと、並んで(?)写っている写真と言うのは
これだけかもしれません。

このときは、猿三郎の名前を継ぐなんて事は、知る由もありませんでしたが・・・

猿之助旦那が、 
「この記念すべき写真に 二人が並んで写っているから 大事にしなさい。」
とおっしゃって 下さいました。


ヤマトタケルという偉大なお芝居の中の、貴重な一コマに
私が確実に「いた」と言うことを 改めて喜びに感じます。

ご訪問者30,000人達成の記念に掲載させて頂きました。