本日のこのタイトル ご存知の方も多くいらっしゃるかとは存じますが
朝のテレビ小説の 題名です。 今日がその最終回でした。

落語界のお話でしたが 多少の違いはあっても 師匠と弟子 お客様と演者の関係は
私たちの世界にも共通するものがありました。

私 半年間に渡って 朝のこのドラマ 実に1回も欠かさず見ておりました。
しかも、ありえないことに、この半年間、ずっと東京におり自宅で見ておりました。
(ひとところに4ヶ月以上いたのは、はじめてかも知れません)

お陰で早起きになり 毎朝 ゆとりのある朝食を頂いておりました。
その使っているお箸は もちろん若狭塗り箸です。(笑)
このドラマの影響で あるデパートで特別展を催していた際に購入したものです。

ヒロインは決して 可愛くなく (お顔は可愛いのですが・・・笑)

何でもできるやり手でもなく 失敗しては愚痴をいい 挫折しては泣き 
また、何かを始めては 失敗を繰り返す。
そう言った姿勢は 私をはじめ どこか共感のもてる方も
多くいらっしゃったのではないでしょうか?

このドラマの始まった昨年の十月の少し前 師、猿之助旦那の「囲む会」が
銀座東武ホテルであり
その時に私の市川猿三郎 襲名のお話が具体化しました。

そして、この三月の新橋演舞場公演までの様々な準備をしながらの半年間は 
このドラマのお話と相まって ジンと来る場面もございました。


このドラマを見始めたきっかけは ヒロインの少女時代を演じていた女の子のお姉さんが
三年前のヤマトタケルで女小姓に出ていたのです。
この姉妹とお母さんと後々まで、親しくさせていただきましたのには、
また、別の「昔からの方のご縁」が あったのですが・・・ 
そのご縁につながり、現在でも、親しくさせていただいております。

お化粧を担当させて頂いていた事もあって お母様から「是非見てやって下さい」
とのご連絡を頂き 1週間だけ見ればいいか(少女時代は1週間なので)と 
思っていたのですが なかなか面白く これもまた はまってしまいました。(笑)

ヒロインの落語と云う別世界への挑戦 そして師弟関係 兄弟弟子関係 親子関係 友人関係
落語の世界に挑戦し 失敗 挫折を繰り返し やっと目標を達成して 
今日母親となったところで ドラマは終わりました。

私も半年間 このドラマでパワーを貰っていたのだなあと思います。
そして この三月二十五日千秋楽をもって、市川猿三郎襲名と云う目標を達成させて頂き
ともに歩んできた「ちりとてちん」も今日最終回を迎えたことに、喜びを感じます。

明日からは博多をはじめ 大阪 名古屋のお客様に スーパー歌舞伎でパワーを貰いましたと 
言って頂ける様 頑張ってまいります。

明日、博多に乗り込み、ご当地からのブログとなります。  
博多は、私にとって 「ちりとてちん」にも繋がる「昔からの方」と
縁を結んだ地でもあります。
その時には、スーパー歌舞伎「新・三国志」を上演しておりました。
今度は初めてゆかりある「ヤマトタケル」を上演いたします。


今後ともよろしく
では  また  博多よりお送りいたします。