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昨日も書きましたが、今日より埼玉県蒲生でのお稽古となります。
今日はよく晴れていたので、気持ちよく、バイクを走らせることが出来ました。
(帰りは遅くなったので、かなり寒かったですが・・・)
約十日間、愛車での通勤、晴れてくれることだけを祈っております。

この蒲生は、実寸大の大道具のセットを作れるので、スーパー歌舞伎では
必ず使われる稽古場です。

これまでは銀座にて、主要キャストの芝居と音楽中心のお稽古が行われており、
明後日からは出演者全員集合の全体稽古の開始です。

それに先立ちまして、今日明日は、アンサンブルと中国からの方々の合同の
稽古日に当てられました。

右近さん、猿弥さん、私の三人は、演出助手でありますので、
この大勢の人たちに、歌舞伎独特の絵面的な動きを理解してもらうための
大切な二日間になります。

今日は、熊襲館と焼津の集中的なお稽古を致しました。
これは民衆や火の精の群舞的な役割を持つ俳優さんたちが主体です。
この方達の中で、三年前のヤマトタケルから引き続いて出演していただいている方は
約半数になっておりました。

新しく加入した方のために、一から動きとお芝居を組み立てながらのお稽古でした。
三年前は、その前のヤマトタケルの上演から七年ものブランクがあり、
この場面を知っていて、出演されているアンサンブルの方はほとんどおられませんでした。
今回約半数の方が、覚えていてくださったので、お稽古もずいぶんとスムーズに
進めることが出来ました。

前回だったら、このお稽古だけに三日も四日も費やしたものでした。

今日一日で、予定以上の事ができ、明日もう一度おさらいをして
明後日からは全幕通しのお稽古が始まります。

アンサンブルの方たちとは、三年振りに再会いたしました。
三年前には先輩に厳しく言われて、四苦八苦しながら必死に食らいついてきていた
方たちも、今回は新しく加入した人たちに、動きのアドバイスをしており、
大変頼もしく思えました。

月日の経過もさることながら、彼らは会っていなかった三年間に、
様々な経験をつまれていることが垣間見れ、嬉しく思いました。

今日の写真は、実寸大の熊襲館を組み立て、稽古しているところです。
今日はデジカメを忘れてしまったので、携帯のカメラで撮影しました。
明日からは、もう少し綺麗な写真が紹介できればと思います。