本日のブログ 私事で恐縮致します。
1月公演 新橋演舞場千秋楽の翌日の1月28日、
大阪リーガロイヤルホテルの文化講座の主催にて
「楽しい歌舞伎」という催しをさせて頂きました。

ホテル側からの「難しい印象の歌舞伎を、初めてご覧になるお客様にも
とっつきやすくなるような お話をしてください」との要請がございまして、
私どもと致しましてはありがたいことに「渡りに船」とばかりに
やらせて頂きました。

知名度の低い私が、おこがましくもホテル主催の文化講座と言う大きな舞台で
歌舞伎を語る資格などあるのだろうかとの 自問自答を繰り返しながらも、
精一杯歌舞伎の楽しさをお伝え出来れば幸いと 一生懸命やらせていただきました。

内容といたしましては、一部を「楽屋訪問」と題しまして、会場の特設舞台に楽屋を
再現いたしました。
その中で、お化粧・着付け・女形の化粧から隈取への変化などを実演させて頂きました。
二部では「歌舞伎よもやま話」として、さまざまな歌舞伎にまつわるお話の後に
素踊りではございますが、勧進帳の延年の舞を解説を踏まえた上で躍らせて
いただきました。

ありがたいことに 初めてこられたお客様が数多くいらっしゃり 
歌舞伎がこんなに楽しいものとは思いませんでしたとの お声もたくさんかけていただきました。
後日、ロイヤルさんからもアンケートその他の 反応がとてもよかったと言うご連絡をいただき、
また、私のほうにもたくさんのお手紙を頂戴いたしました。

お一人でも多く、今後とも歌舞伎をご覧になって頂く方が増えれば
私としても光栄にございます。

私自身、私をまったくご存じなく、予備知識の何もないお客様の前で、
歌舞伎の演技・舞踊をご披露し、それをとても喜んで頂いたと言うことが
私にとっても大きな喜びでございました。

このような場を与えてくださいました、リーガロイヤルホテル様、コーディネータのM先生
ありがとうございました。

そして何よりも、平日のお昼にも関わらず、数多くご参加を賜りました皆様に
この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

今回のような活動を今後とも私のライフワークとさせて頂き、
一人でも多くの皆様に歌舞伎に触れて、親しんでいただければと願っております。