速読って
なんでしょうね?
生徒さんが
あるテレビ番組をみて
「速読する人がいて
数分で1冊読み終えて
読んだ内容、全部理解して
内容をまとめていたのをみて
すごいと思いました。
僕はまだまだ
そんなことができません」
と言っておりまして。
で
私は次のように伝えました。
「できなくて
いいですよ。
あなたにとって
必要なものを
必要な時に
手にし、
必要な時に
使えるようになることのほうが
全部まとめるとか
おぼえているとか
そんなことより
数百万倍大事です。
そして
あなたは
もうすでに
自分に必要なものを
わかるようになっているし
必要なものを
ちゃんと手にしているじゃないですか。」
昔の私も
じつは
読んだものをノートにまとめ
大事なことを忘れないように
残していました。
読んだ本の量も
結構あったほうだと思います。
大学院では
ほんとに
信じられないくらいの量を
読んでいましたしね。
でもね、
今
私自身が
速読をするようになって
全部覚えていても
どんなにメモを残していても
どんなに大事だと思っていても
役に立たない
ということを
体験してきました。
そして
どんなに覚えていないと思っていても
ぜんぜんわからなかったと思っても
読んだものは
ちゃんと脳みそに入っているし
ちゃんと脳みそが
必要なものを処理し
見せてくれるということを
体験してきました。
自分に必要ないものを
思い出しているほど
私たちは暇じゃない
んじゃないかな?
だから
忘れていいし
思い出さなくてもいいし
必要な時に
必要なものが出てきて
必要な時に
必要なものに出会うことができる
ということのほうが
全部を理解して覚えている
ということよりも
よっぼど重要で
そっちのほうが
人生
ラクラク
スムーズに
進んでいきそうだと
思うんです。
そして
私たちが「読む」ものは
本
だけじゃないんでね。
ちゃんと
全部
読めるようになるほうが
いいと思う次第です。