前々回の人種差別についての記事では
白人警察官が抱いた嫌悪感を想像して書きました。

今日はその嫌悪感以前の問題について。


今InstagramなどのSNSで、タイムラインが真っ黒になってビックリしてる人もいるかもしれない。

このブラックアウトの目的は、平和のための抗議。
6月2日、少なくとも1日間は自分の個人的なコンテンツの投稿を停止することで音楽業界から広まりました。

すべての出版や投稿を一時停止して、ブラックコミュニティを反映し、聴き、その一部となること。

「音楽やアートの多くは黒人文化から来ており、それを創造してきたコミュニティをサポートし、
米国および世界の黒人に対するすべての人種差別と暴力に反対し、ジョージフロイドの殺害のために正義のために戦う人々、および継続的な組織的人種主義と警察の残虐行為に反対する運動家と連帯して立ちます。」という表明です。

#BlackOutTuesday のハッシュタグをつけて、
真っ黒のスクリーンを投稿することで、
抗議の声、みんなの意思を数にして示すもので、

(注:投稿時のハッシュタグは必ずこのタグだけ付ける)

個人的なアートワークや商品レビュー、フラッシュセール、セルフィーを1日だけでもやめて、考える日にしよう、平等な人権への声をあげようというものです。


あの映像が頭から離れず、今日も人種差別について一日色々考えてて、アメリカの作家 スコット・ウッズの言葉に辿り着きました。

「人種差別は陰湿な文化病」

この一言で、その根元がようやと見えた気がしました。


陰湿な文化病の感染源を遡ると人が抱く嫌悪感以前にそれは権力者によるものや政治でしかない。

その人に逆らうのが怖くて、みんなと一緒になって差別せざるを得なかった人達だっていたのは容易に想像できる。そしてその同調がどんどん感染していって今に至ることも。

見直すべきは、人の心や環境もだけれど、
それに大きく作用する政治の在り方もなんだって、今回とても勉強した。


肌の色や国籍に関係なく、人としてどうあるべきか、平等な人権のためにそれぞれの国で声を上げることは大切なこと。

だから今日は私もインスタとここに、ハッシュタグとブラックスクリーンと共に想いを記します。

まだまだ続くコロナの影響、自粛期間に与えられたこの時間、この機会に。
政治、経済、社会政策の見直しや問題解決のために私達のお金がどのように使われるのかしっかり考えて次の選挙での投票は本当に重要だと思いました。

今日もそしてこれからの未来も。
Stop injustice