クイーンズリングの23に出資決定! | A DOGGED MAN

クイーンズリングの23に出資決定!

【募集名】クイーンズリングの23
【生年月日】2023年3月26日
【性別】牡
【毛色】鹿毛
【父】ロードカナロア
【母父】マンハッタンカフェ
【クラブ】社台レースホース
【募集額(一口)】7000万円(175万円)
【所属】栗東・藤原厩舎予定

 

今年の出資馬は本馬1頭のみとなる。

活躍してほしいが配合的には65点といったところで

出資馬で言うとジオフロントやラッジオと同じくらいの点数だ。

纏まっているが迫力が無い配合で

はっきり書けば配合だけだと重賞級には見えない。

せいぜい2勝クラス~3勝クラスくらいの馬という評価となるが

それ以外の要素の多くが良い方に向いているので

そのプラスアルファで評価よりは上振れることを期待しての出資となる。

 

配合についてニックス視点、IK視点で簡単に書くとすれば

ニックス視点だと過去のロードカナロア産駒の成功例に

当てはまらないというのがまず第一で

ロードカナロアのスピードに母系からパワーを加えるような血が

あるとよく走る傾向にあるのだが本馬にはそれが無い。

Danzigの血はあるが本馬はその直仔のAnabaaを経由しており

Anabaaは自身の母系のRiermanの特徴を

伝えるように私には見えるのでプラス要素とは考えていない。

ロードカナロアも母系も緩い血で構成されていることから

印象としてはとにかくヤワな走りになりそうで

全兄シャザーンは緩さが目立つ走りなりに頑張ってはいたが

ロードカナロア産駒で期待ほど走らない配合パターンなのは確かだ。

また、IK視点だと主導AlmahmoudにBoldRulerとNeverBendで

スピードアシストといった評価(おそらく3B)になるが

サンデーサイレンス全盛の時代ならAlmahmoudがもう少し

近い位置にいるので十分高評価だが今の時代だと遠すぎる。

そのことを冒頭で書いた「迫力の無い配合」としているのだが

近年のGⅠ馬の配合と比較してもこの形では厳しいと感じる。

そういう血統観の前提で本馬の馬体・歩様を見たが

全兄シャザーン同様に母方の影響(Riverman?)が強く出ており

概ね配合のイメージ通りの馬に育っているように感じる。

・とにかく緩くてキレがない脚質。鈍足系。

・トモが嵌まるのにも時間がかかるので善戦マン傾向。底力不足。

といったところだろうか。

 

もう1つ懸念があって、怪我についてである。

前から見た歩様だと明らかに外弧歩様がキツく危なっかしい。

右前脚もちょっと曲がり気味かな?

もともと個人的な予想では本馬の募集額は8000万だった。

しかも次の募集番号の馬がロードカナロア産駒の牝馬なのに

同じ7000万なのでちょっと変だなと思っていたのだが

(向こうの評価が高いというのもあるとは思うが)

この懸念もあって割引したのではないかと勘繰っている笑

分かった上での出資なので納得するしかないが

怪我の心配を常にする必要がある。

 

大きく言えばこの2点が懸念事項だ。

怪我はもう仕方がないが能力的な面でも不安材料があり

冒頭に書いたが配合以外のプラスアルファ頼みとなる。

 

そのプラスアルファは主に以下の3点だ。

 

まず母親のクイーンズリングがGⅠ馬で基本的に能力のある馬であること。

次に気性面が落ち着いて賢いということで

レース以外で余計なことはせず力を100%発揮できそうであること。

最後に厩舎が本当に全幅の信頼が置ける数少ない厩舎であることだ。

 

このプラスアルファをもってして血統的な評価(2勝~3勝)を

上回る形でオープンでの活躍を目標に頑張ってほしいと考えている。