アフェレーシス
すなわち、リンパ球採取
CAR-T療法のためのリンパ球採取
T細胞、すなわちリンパ球の一種
ガンを攻撃する素材
ガンを攻撃できる武器が
CAR
このCARをTリンパ球にくっつけて
言ってみれば
サイボーグ
に作り替えます
そのサイボーグ化したT細胞、それが
CAR-T
コイツを体に戻すと
増殖してガンと闘います
その
素材がT細胞
それを体から採取したのです
アメリカのとある製薬会社が
サイボーグを作ってくれます
通常行われる
新薬による治療とは
全く違う治療です
約200ccの血液を体外の機械に循環
その機械でいろんなリンパ球を分離
まるっと集めて
残りの血液を体に返す、と
機械の外にぶら下げたバッグに
リンパ球が濃縮されて集まってきます
約3時間ほど血液を循環させて
150ccの濃縮リンパ球
そもそも
問題は、鼠蹊部のカテーテル
リンパ球はツブが大きいので
カテーテルが太い
目測で
太さ 5ミリ
長さ 20センチ
そんな針が
鼠蹊部の大静脈に刺さってました
昨日
そのカテーテルを
差し込んだのですが
その処置が
ちょー痛い
マルクには全く痛みを感じない自分
ところが
このカテーテルを入れる処置は
唸り声を上げてしまいました
そのカテーテルを通して
今日、リンパ球を採ったわけです
これを
アフェレーシス
と呼ぶそうです
アベクマのための
アフェレーシス
つまり
CAR-Tのための
リンパ球採取
ということです
そして
今日の夕方
そのカテーテルを抜きました
相当な覚悟で臨みました
が
カテーテル撤去は
一瞬
でした
なお
明日からは
地獄の
DCEP
が始まります
ケモは連続4日
信じられないくらいの
ハードスケジュール
です
ガン患者はびっくりするほど
多忙
なのです
ちなみに
DCEP は
近ごろトレンドの新薬ではなくて
1世代まえの抗がん剤です
したがって良い細胞も攻撃
副作用はハードです
もう新薬を使い果たしたので
使えるクスリは
DCEPくらいなのです
悲しい話ですね
明日からの地獄を思うと
悲しくなってきます