困ったものです。 -6ページ目

困ったものです。

好きなこと、感じたこと、ひとりごと。 気ままに書き散らかします。 ぼんやりしてたら、30代あっという間に過ぎちゃうからね!

もやもやしながら一日を過ごす。
帰るかも、帰るかもって。。。
一層のこと「泊りはやっぱり無理です」って

はっきりと言ってくれたらいいのに。
たまには私もドタキャンして差し上げようか?

そんな思考とは裏腹に、念入りにお化粧を施して
夫さんに怪しまれない程度の外泊セットを鞄に忍ばせる。

今日、明日で片付けようと思っていた仕事や勉強も全然進まなくて。
気がついたら、あっという間に彼の定時が近づいていた。
夫さんは家で過ごす休日を満喫してまったりしている。
この”穏やかな日常”に嘘を吐いて出掛けるのは、さすがの私でも気が重い。

それでも、出発が遅くなるとかえって夫さんに心配をかけそうだと、
足取り重くも家を出た。

素面ではとても彼に逢う気になれない。
顔を合わせるなり、いや、ともすると直ぐにでも
喧嘩を売ってしまいかねない。
自分では抑え込めない動揺を掻き消すために、
お酒のチカラを借りることにした。

いつものBARの扉を開くとマスターだけで、先客は誰も居なかった。
まだ日も暮れない時間だから当然といえば当然だろう。
席に着くなり最近お気に入りのカクテルをオーダーして
ぼんやりしていると「こっちでしょ」とでも言いたげに
ウイスキーリストを渡される。

いつも通りのマスターに少し気が緩んで笑みを返して
よく冷えたカクテルを煽る。
グラスが半分くらいのところでLINEが鳴った。

「そろそろ仕事上がるよ。」
今朝申告していた18時より随分と早い時間だったから不意を突かれた。

「飲み始めちゃった。今日は飲みにしよっか?」

「流行りのシーシャとかでもいいよ?」
グラスを傾けながら、ぽちぽち返信する。

「えー。今日、泊り大丈夫。」
朝からの私の不機嫌をやっと察してくれたのか、腹を決めたらしい。
私は急速に機嫌を直してグラスを空にした。

「マスター、ごめん!野暮用。ウィスキーは今度ね」
心なしか含み笑いするマスターにお見送りしてもらい

足早にBARを後にした。