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困ったものです。

好きなこと、感じたこと、ひとりごと。 気ままに書き散らかします。 ぼんやりしてたら、30代あっという間に過ぎちゃうからね!

 

この日は、トクベツで。

本当のことをいうと、彼逢いたさに午後休までとっていた。

いつもは私の定時より1時間早い彼の定時に合わせるのに、

1時間半ほど早く出勤するだけなのだけれど。


我ながら、涙ぐましい努力ではないか。


午後休とはいえ彼の定時まで特に用事もない。

上がり直前の、後輩からの質問にも丁寧に対処して事務所を出た。


さて、どうしようか。


事務所から少し離れたスタバで時間を潰すことにした。

カフェラテをどれだけゆっくり飲んでも、時間はなかなか過ぎてくれない。

 

もどかしく彼の定時を待ちながら、「あれから1年」のブログを書いていた。

 

夕方を過ぎて混雑してきた店内を見渡して、

とりあえずと、いつも待ち合わせする駅に向かうことにして席を立った。

 

未練がましいな、と苦笑いしていたら。

 

「おつかれー。」

 

待ち望んだLINEが鳴った。

続けざまに受信したメッセージは?

 

「風邪なおりかけなんだよなー」

 

やっぱり、今日は無理か。

こんな風に、あっけなく終わるのもいい。

予感していたシナリオ通りだから、すらすら返信の言葉を打てた。

 

「お大事にね。夏風邪は大変だから」

『あれから1年だよ?どうしても逢いたい。めちゃくちゃにして、抱いてよ。』

そんな本音は、どうにも表には出せない。

 

家に向かう電車のホームの番線を探しながら

ちょこちょこと、やりとりを繰り返す。

 

そしたら。

 

「会いたいなー」

 

スマホの画面に表示された、彼の、この短いメッセージが、破壊力抜群で。

終わりの切欠を、またしても潔く吹き飛ばしてしまう。

 

逢いたい。逢いたい。

早く、逢いたい。

 

「風邪っぴきなのに」

攻撃力0の返信をして、躊躇いもなく、いつもの場所に向かった。

 

《抱き締めると、柔らかくて気持ちいいんだよね。》

何時だったか貰った言葉を思い出しながら、

苦しいくらいに抱きしめてくる腕と、とろとろに溢れて繋がる身体と、

何もかも心地よい空間と、限りある時間と、を

総て一緒くたにして、また考えるのを棚上げして、快楽に溺れた。

 

契約、とりあえず、更新。