日本サッカー紀行~姫路編~ -44ページ目

『ラウール』

昨日の試合、Racing Santander VS Real Madridにおいてのラウール。

Sardineroで90分間釘つけです。

(恥ずかしながら、今日のニュースにちょこっと映っちゃってました・・・)

特に1点目のロビーニョからのパス。

マークをはずしてからの、ディアゴナル。


その他に得点には絡まずとも、DFの裏をつく動きは、見ていて惚れ惚れしました。


スピードが以前に比べ劣っても、ポジショニングの精度は、経験によりより磨きがかかってるんじゃないでしょうか。


本当にいいの?ルイス・アラゴネス。

今ならまだ間に合うよ!

『見ただろ!?』

jornada 29


今回の対戦相手、Medeyo cudeyoは、前回ホームで4-5で敗戦。

サッカーではあまり見かけないスコアですね。


対戦相手は、この試合負けると、昇格の可能性がほぼ絶望。

私達は、ただ優勝の為に勝利するだけです。

そして、前回の試合の復讐の為にも。


試合は、前半から相手がボールを保持し、苦しい時間帯が続きました。

前半いくつかのピンチを乗り越え、28分のコーナーキックでの出来事。


最近、常に言っている攻撃時のコーナーキック。

私が選手達の恐怖心を拭いきれて居なかったせいで、選手達はなかなか実行出来ていませんでした。


私が何回も言うもんだから、選手が諦めたと思います。

初めてそのコーナーキックからのゴール。


その後、私が監督をし始めて大好きになった言葉。

『Ves?』

日本語では、だいたい『見ただろ?』『見たやろ?』(関西弁)とか単に『だろ?』にあたると思います。


選手が私が言った事に疑問を持ちながら、

『でも監督が言うからやってあげようか、失敗しても監督のせいだし』という態度が見え見えの後で、

実際選手達が実行し

『あ、いいかも』


という状況の時に使っています。ちょっと長くなりました(笑)


試合内容は、試合終盤相手選手が2人退場後、私のチームのSegundoと相手の監督が言い争いになるという、少し荒れた内容になりましたが、2-4で勝利できました。


あと3試合勝利すれば、優勝決定です。

負けられませんね。

『明日の試合の準備』

今練習から帰ってきました。

毎回このぐらいの時間(23:30)になってしまうのは、ちょっと辛いところですが・・・


今から明日の試合に向けて、最後の自分自身の戦術確認。

そして、選手用に作戦ボード記入。

変人かもしれませんが、私はこの作業をしている時が一番楽しいです(笑)


私の試合に向けてのリラックス方は、とりあえず選手の名前を紙に書くことです。

そうする事で、何故かリラックスできます。


ただ、練習がうまくいかなかった時は、逆にナーバスになる時もあります(笑)

そういう時は、早く寝ます。


あと6節。現段階で4試合勝てば優勝します。

先の事を考えていると、足元をすくわれますね。


とりあえず、明日の試合に集中です。

『スペイン国王杯決勝戦!!!そしてレアル・マドリー』

私は練習があった為、後半からしか見れませんでした。
なので、試合内容の事は書けません。。。

優勝したバレンシア。おめでとうございます。
クーマン監督の解任騒ぎのなかでの優勝。
ちょっとびっくりしています。
正直私は、ヘタフェが1-0若しくは、2-1で勝つと思っていました。

ただ両チームの選手は、もう疲労の限界にきていると思います。
今後のリーガが心配です。

ところでRacing Santanderはレアル・マドリーをホームに迎えます。
現在チケットは300€まで上がっています。
私は、シュスター監督のの後ろで見る予定にしていますので、ほんの少しだけレアルの監督の気分を味わって来たいと思います。

私はスペイン一だと思っているRacingのスタジアムの雰囲気。

それが少しでもみなさんまで伝われば嬉しいですね。

『試合の流れ』

Jornada 27


残り7節を残しての現在2位と、勝ち点5差で臨んだ第27節。

試合が日曜日で、2位のチームが土曜日に行われ、敗戦したと知っていたので、勝ち点を広げるチャンスでした。


試合前選手達もその話で盛り上がっていた為、まず私が言った事は、

『2位のチームの結果は今は忘れて、自分達の試合に備えよう!』


『そして、今日のチームは何がなんでも勝たないといけない!戦え!』(昨年度のリーグで試合終了後に乱闘があり、ホームで開催していた私達が、協会から3試合のホームゲーム禁止を言い渡されていました。)


と、選手を煽り自分達の試合に集中させました。



それがよかったかどうか分かりませんが、久々の先制点。

しかし、5分後すぐに同点弾。


その後チャンスを迎えるも決めきれず、嫌な流れに。


そして、右サイドからのクロスで1対1の決定的なピンチを迎えましたが、相手チームも決めきれず。

流れが再びこちらに。


前半終了間際に、FWの選手(Pellonという名前)が、ゴールキーパーとの1対1の場面を冷静に決め、2-1で折り返す事に。


後半は、ボールも支配でき、結局4-1で勝利。

2位との勝ち点差を8に広げる事が出来ました。


残り6試合。まだまだ長い道のりです。


結果です。

http://www.futbolcracks.com/consult/classement.php?year=5&champ=32

『ヘタフェVSバイエルン・ミュンヘン』

一言で言えない非常に濃い内容の試合でした。

サッカーの要素がギュット凝縮されているようなそんな試合。

滅多にお目にかかれません。


先週のアウェイ戦を1-1で引き分けた為、0-0でも勝ちあがれるヘタフェ。

前半5分にデ・ラ・レッドが一発退場。なので残り85分を10人で戦わなければなりません。

その後、ウチェが怪我の為交代。


そんな中、前半残り1分に、前節貴重なアウェイゴールをあげた、ミランやアトレティコ・マドリーで活躍したルーマニア人、コントラの50M以上のドリブルからのゴール。


後半もバイエルンが攻め、ヘタフェが守るという構図は変わりませんが、相変わらずヘタフェのカウンターは脅威でした。

そして、試合終了1分前に、リベリーのゴールで同点。


延長前半1分、カスケーロのゴラソ(私の中で彼はマン・オブ・ザ・マッチです)

そして3分に、ブラウリオのゴールで前半を3-1終了。

この時大半の人がヘタフェの勝利を確信したのではないでしょうか?私はその一人です。


延長後半開始も、試合の構図は変わりません。

試合も残り5分の所で、ゴールキーパー、アボンダンシエリのミスからルカ・トニのゴール。

そして試合終了1分前から、自陣のFKの時点でカーンが前線に上がります。


何故か私の頭の中にチャンピオンズリーグの決勝戦、マンチェスターU VSバイエルンの試合がよぎりました。

この時バイエルンはロスタイムにコーナーキックから2失点で逆転負けしましたよね。


この試合はあの時とは反対にバイエルンに微笑みます。

試合終了間際、左クロスからルカ・トニのヘディングシュートが決まり3-3で試合終了。

スコア合計4-4ですがアウェイゴールでバイエルンが準決勝に勝ち上がりました。


冒頭にサッカーが凝縮されていると言いましたが、この試合の得点全てが試合開始・終了の5分以内というのが恐いですね。


最後に一言バイエルンミュンヘンに言わせて頂けるなら、あなた達はUEFAカップに出てるチームじゃなくて、チャンピオンズでしょ。

コーナーキックに、ルカ・トニ、クローゼ、ファン・ボメル、ルシオがいるのは反則です。

前節ではコーナーからルカ・トニが決めましたが、今回ヘタフェはコーナーからの失点はありませんでしたね。


ヘタフェの来週のコッパ・デル・レイ決勝戦、VSバレンシアに期待します!

『昇格決定!!!』

先日の試合を、2-5で勝利し、残り7節を残し、Liga Nacional(州1部)行きが決定しました。

昨日、プレジデンテと昇格の話をしていたら、

『俺は、残留できたらいいと思っていて、冗談で君に最低ノルマが昇格だと言ったんだよ。』って

まあ、そのおかげで必死で出来たからいいけど。。。


ただ現在スポンサーが、『今度は優勝だ』って乗り気になってしまっています。


残り7節、なんとかスポンサーの期待に応える様に頑張ります。

『監督のオーラ』

今日は、Racing Santaanderの練習見学に行ってきました。


練習内容は、2つのグループに分かれてのローテーションで、1つはフィジカルの回復系のトレーニングだと思います(これは見れませんでしたが、フィジカルコーチがフィールドに居なかったので)、もう1つは、サッカーテニスと言うよりは、サッカーバレーボール。


3対3でネットをはさみリラックスしながらトレーニングしていました。

特に、すごい練習という訳ではないと思います。

ただ私は監督をずっと見ていました。


マルセリーノは、選手に冗談を言ったり、コーチに冗談を言ったり、今回の意図は体力の回復は元より、精神的な回復も図っていたのかもしれません。


びっくりしたのは、大監督(私の中で)にも関わらず、ローテーションの合間に、荒れた芝生を次の選手達の為に丁寧に修正していた所です。


小さい所まで気配りが出来るから、細かい所まで指示が出せているのかもしれません。

見習います。

『マルセリーノ』

日本では、まだあまり馴染みのない名前だと思いますが、現在Racing Santanderの監督をしているのが、そうマルセリーノです。

私が良く行くBARでたまに会いますが、普段はすごく気さくな人です。

ただ、プライベートと仕事をしている時は、雰囲気がガラッと変わりますね。さすがプロです。

彼の練習をたまに見させて頂きますが、一言で言えば、すんごい内容が細かいです。


例えば、DFからのクリアボールの時のボールの回転は、この位置からだと『内に回転させろ』とか、

フリーキックの時の動き出すタイミングだとか、非常に面白いです。


サッカーの知識はもちろん凄いと思いますが、スペイン人は普通は細かい事とかは、嫌がると思いますが、

それを選手達に実行させているのが、現在のRacingの強さだと思います。


来期は、いろいろなチームからオファーが来ているみたいで、Racingとの契約も1年契約だったので、ほぼ移籍が確定していると思いますが、将来ビッグクラブを指揮する日はそう遠くないと思います。


明日の午前中は、久し振りに時間が空くので、マルセリーノの練習を見て勉強して来ます。

『フランク・ライカールト』

先ほど、ラジオでバルセロナのライカールト監督が今期終了までにしか指揮をしない事が確定したと言っていました。

その後の監督は、現在、バルセロナB(3部リーグ)の監督をしている、あのグァルディオラが最有力ではないかとも報じていました。


結果が出れば、みんなから賞賛され、結果が出なくなると直ぐ非難の的になる監督。


辛い職業ですね、監督って。


残り試合頑張ります。