■「在日特権」はあるのか 

会見中、最も紛糾したのは、最後に出たTBSラジオからの質問に山谷氏が答える場面だ。 
TBSラジオの番組「荻上チキ・Session-22」では18日、山谷氏に対して、書面による質問状を送っている。 
その回答の中で、山谷氏の在特会に対する認識は、次のように語られている。 

<引用> 

同団体については、在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼等に付与されている「特別永住資格」の廃止を主張するなど、 
「在日特権」をなくすことを目的として活動している組織と承知しています。 

質問に立ったTBSラジオ関係者がこの一節を読み上げ、「在日韓国人・朝鮮人問題」および「在日特権」とは何を指すのかと質した。 
これに対する山谷氏の返答は、次のようなものだ。 

「このところ、ほんとうにたくさんの取材を受け、たくさん回答をしております。 

今、お読みになられた部分は、おそらく、在特会のホームページから引用したものを、そのまま記しているのだろうと思います」 

ここまでの回答に対して、記者会見場の田中龍作氏から、「在日特権とは何か」と説明を求める声が上がる。 
山谷大臣は自身の発言を次のように続けた。 

「在特会が言っている『在日特権』というのが、詳しくは何を示すのか。『在日特権』というですね、定義というものは……、 
それは、いろいろなグループが、いろいろなことを鍵カッコ(「」)で言っているのだと思いますが、 
法律やいろいろなルールに基づいて特別な権利がある、というのはですね、それはそれで、私が答えるべきことではないと思っております」。 

通訳が口を開く前に、再び田中氏が声を上げる。 
司会のマイケル・ペン氏は、「外国特派員協会には、非常にタフな質問が飛ぶという評判があったものだ。 
今日はそれが復活したようだ」とユーモアを交えて場をおさめようとする。 
山谷氏も笑顔を見せる。 
しかし田中氏は、「大臣が、『在日特権』があると認めた回答ですよ!」と譲らない。 

会場は一時騒然となりかけたが、山谷氏は最後に、「拉致問題の解決のためには、国際連携が大切でございます。 
どうぞ皆様、力をお借しいただければと思います」と言い残し、会場を後にした。 

■在日がいままで要求してきた内容


○:実現済み。△:実現中。×:要求中。


○1.公文書への通名使用可(在日隠蔽権獲得)


○2.永住資格(非権利)


○3.犯罪防止指紋捺印廃止


○4.所得税・相続税・資産税等税制優遇


○5.生活保護優遇


○6.永住資格所有者の優先帰化


○7.民族学校卒業者の大検免除


○8.外国籍のまま公務員就職


○9.公務員就職の一般職制限撤廃


○10.大学センター試験へ韓国語の導入


○11. 朝鮮大学校卒業者の司法試験1次試験免除


△12. 民族学校卒業者の無審査公私高校受験資格


×13.在日外国人地方参政権


×14. 公務員就職の管理職制限撤廃


△15. 掛け金無しで年金受給可能

早くあると認めろ。日本人を馬鹿にするな。