多くの人が利用する新幹線や飛行機などの公共交通機関では、互いが気持ちよく過ごすためのマナーが不可欠です。
特に座席の移動ができない環境では、周囲の乗客の振る舞いが快適な移動を妨げることもあります。座席のシートを倒す際に後ろの乗客に一声かけるのもその一つですが、中には驚くような光景も……。先日、新幹線で見かけたマナー違反の行動について、ネットに疑問を呈した投稿者に話を聞きました。
「いや、上に乗せてくれ」足元占拠のスーツケースに憤慨
投稿者が目撃したのは、混み合う新幹線の車内で、座席の足元に大きなスーツケースを置き、それを挟むように大股を広げて座る若い女性の姿でした。このスーツケースのために、前の席の乗客はシートを倒すことができない状況に陥っていたといいます。通路を挟んだ反対側からこの様子を撮影した投稿者は、続く投稿で「いや、上に乗せてくれ」と、スーツケースの持ち込みマナーについて訴えました。
この投稿には、SNS上で瞬く間に様々な意見が寄せられました。「これは酷いなぁ」「自分勝手な人」「私なら少しでも無理に倒します」といった憤りの声や、「座席倒していたのに途中駅から席戻せと主張する人もいたよ」といった体験談も。一方で、「この大きさだと、女性一人だと上は無理」「諸外国の高速鉄道には無料の荷物置き場があるのに、日本の新幹線には、有料の荷物置き場が少しあるだけで、気軽にスーツケースを置ける場所が無い」といった、荷物の置き場に関する新幹線側の課題を指摘する声も上がりました。
「何の遠慮もなく平然と置いてた」目撃者が語る状況
たまたま新幹線でこの光景を目撃したという投稿者は、スーツケースの持ち主について「若い女性でした。国籍はアジア系に見えました。普通に何の遠慮もなく平然と置いてました」と説明。女性の前の席にも乗客がいたといい、「私の席の角度からは見えませんでしたが、どなたかは座っている感じでした。もう倒せないと諦めたのか、もしくはもともと倒さない人だったのかは分かりませんが、きつい角度でじっとしてました」と、当時の状況を証言しています。
今回の投稿の意図について、投稿者は「最近、若い人で自分の荷物を上の棚に上げない人や、インバウンドででかい荷物を持ち込む人が多いですが、周りの迷惑も考えて行動すべきだと思います。上の棚に乗せられないようなら、もっと小さな荷物で移動すべきです」と語気を強めました。
公共交通機関を利用する際は、限られたスペースの中で多くの人が快適に過ごせるよう、一人ひとりが周囲への配慮を心がけることが大切です。特に旅行者が増える中で、荷物のマナーは改めて意識すべき課題と言えるでしょう。https://news.yahoo.co.jp/articles/486d978af215ae9fccc01d09cebd3325bf73eaaf
