90年代にフジテレビ系で放送され、人気を博した番組内で繰り返された衝撃的なフレーズ。それは、当時まだ若手女優だった松嶋菜々子(51)が、とんねるずの人気番組『とんねるずのみなさんのおかげです』の名物コント「近未来警察072」で放ったものだった。
このコントは、松嶋演じる“ナナ隊員”を絡めた下ネタのオンパレードで知られていた。前述のセリフ以外にも、
 * 「ああ、クセになりそう!」
 * 「外なら、外ならどこでもいいから!」
 * 「オナラじゃないのよ」
といった、今では考えられない過激なセリフが飛び交っていたという。
さらに、セクハラ的なセリフに加え、松嶋はコント内で石橋貴明(63)から殴られたり、蹴られたり、一斗缶で頭を叩かれたりするなどの行為も受けていたと報じられている。もちろんコントという体裁ではあったものの、当時のお笑い番組ではセクハラや暴力が容認されていた実態が垣間見える。
そんな中、衝撃的なニュースが報じられた。石橋貴明が自身のYouTubeチャンネルで食道がんを公表したわずか6日後、『週刊文春電子版』が「石橋貴明がフジ女性社員を下半身露出で襲った!」と報じたのだ。記事によると、フジテレビの第三者委員会の報告書に「重要な類似事案」として、有力な番組出演者による女性社員への下半身露出事件が記載されており、文春はその出演者が石橋であると指摘している。
もしこの報道が事実であれば、90年代の番組制作現場における倫理観の欠如は深刻だと言わざるを得ない。当時の『みなさんのおかげです』の番組スタッフの笑い声が、セクハラや暴力的な表現を助長していた可能性も否定できない。
中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の騒動は、過去の芸能界における問題行為を次々と明るみに出している。石橋貴明に関する今回の報道は、フジテレビという局全体の体質が問われる事態とも言えるだろう。
90年代の人気番組の裏側に潜んでいた衝撃的な実態。国民的女優がコントで放った過激なセリフは、当時のテレビ業界の異質な空気を象徴しているのかもしれない。
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