大切なのは、今日を生きること

 何より伝えたい言葉は「今日がすべて」である。未来に揺さぶられずに、夢中になって楽しむことができるのは、今この時だけだ。
 全ては因果応報であり、自分の将来をつくるのは今日の自分である。だから、その自分を妨げるものはぜんぶ捨てて、軽やかに歩いていこう。

 また、今日できることは、今すぐやることも大切だ。もしかしたら、明日死ぬかもしれない。「明日がある」という希望は持つにせよ、明日が絶対に来ると信じてはいけない。だから、今日できることは、今すぐやる。「何からやればいいのか」と悩まずに、思いついた順になんでもすぐやる。
 

 「まだ早すぎる。準備ができていない」と言ってためらっていても、「準備万端の日」は一生やって来ない。日々できることを精一杯やり、思い切ってやる。そこで失敗したとしても、また打席はやってくる。


やめる勇気が大切

 車にブレーキとアクセルがあるように、人間も「進む」と「止まる」をバランスよく使い分けることが必要だ。常に周りに吹く風の変化を見て、「これ以上進んだら危険だ」と感じたら、迷わずブレーキを踏む。

 「やめどき」は、自分が「がんばりすぎている」と気づいたときだ。それは、不自然な力みが生じて「自分らしくないな」と感じた瞬間である。「ここまでやったんだから」という過去を引きずったところで未来がやってくるのかを考えてみよう。


 高い目標に向かって突き進まなくても、人は目の前の幸せや楽しみのために生きていくことだってできる。


何も持たなくていい

 物を増やしたり、物や思い出に対する執着を持つことは不安を増やすことになる。持たなければ、何かを失う心配も1つ減る。どこでも新しい生活を始められる。


人付き合いは捨ててもいい
 

 仕事は昼間にしっかりとやり、夜の時間まで付き合う必要はない。夜は早く帰って休むか、好きな人や趣味の時間に費やす。
 もちろん、出歩けば新たな出会いがある。普段連絡を取り合う友人の数は、10人いれば十分だろう。明るく未来を語れる仲間と付き合いを続けていきたい。

 


社長の仕事は決断

 社長には「いつでもアイデアを提案できる」ことと、「素早いジャッジ」が必要。良いと思った提案は企画書などの無駄は省きゴーサインをだす。しかし、結果に対しては厳しく向き合う。


耳を澄ませて、場の声を聴くこと
 著者が生み出す「斬新な改革」は、ただその場所に立って、ボーッと何時間も過ごし、この場所が「こういうふうに生かされたい」と自分に語りかけてくるのを聴いていただけだ。誰かの知ったような助言やデータは、雑音にしかならない。

 その場の声を聴くために必要なのは、日常の余白である。余裕がなく、慌ただしく過ごしていては、本当に大切な声が耳に入ってこなくなってしまう。