カフェーの帰り道 島津輝著 東京創元社 2025年11月14日初版・2026年1月23日4版 中央生涯学習センター

 

 

6月25日返却期限→返却

 

稲子のカフェー P5~

嘘つきの美登里 P51~

出戻りセイ   P93~   昭和14年

タイ子の昔   P133~  昭和17年2月

幾子のお土産  P181~  幾子17歳、タイコ44歳。

 

大正から昭和時代のお話のようだ

 

 

 

上野の片隅の

カフェー西行

 

カフェー アウグイステヌス

西洋の偉人の名前からとったが、長い名前の順番を間違えたまま看板を作り(コーヒー飲みにきた帝大教授に指摘された)、ツケ代わりにおいていかれた備前焼の西行法師を看板の目隠しに設置したので、「カフェ西行」と呼ばれるようになった。昭和14年カフェ規制から「喫茶 西行」に改称

タイ子 読み書きを覚えてから、厚化粧で竹下夢二の絵からでた美女を演じるようになると、京橋の「銀の星」支配人から倍の給料出すから、ウチに来てほしいと。菊田と支配人が話し合い、「銀の星」へ移籍と同時に神田へ転居。

 

 

時系列

タイ子(28歳)、セイ(22歳)、美登里(23歳)。

→タイコ転職。

セイと美土里。募集しては女給が来るが短期間でやめるのが続く

セイ(25歳)、美登里(26歳)、園子(自称19歳)

→園子、村上家へ身請け

→セイ 25歳、輸入食材販売会社へ

 

→美登里(31歳)店を去る

→セイ(30歳)輸入食品会社を辞める

 

昭和14年、セイ(35歳)再入店、明子、潤子

 

昭和16年、セイ(37歳)、明子。

向井帰隊

 

昭和17年セイ(38)、○○、○○。交互に出勤させている、

 

昭和18年

向井再召集、帰らぬ人に。

 

美登里(菊田と夫婦に)、幾子(17歳)、セイはアメ横で菓子問屋の2号店を、任せられ、時々西行にも菓子持参で顔お出す、タイコも半月に一度顔を出す。タイコの息子は戦地で足を折って帰還しタバコ屋で静養の後大工見習いになったという。

 

 

登場人物一覧

☆=カフェ西行関係者

☆菊田(きくた) 店主兼コック、初老

 

俣野稲子(またのいねこ)  谷中茶屋町の小さいけど庭のある借家住まい。

・銀次(ぎんじ) 夫、高等女学校で国語教師。

川北フミ 友人 千駄木坂下町の大きいけど庭がない借家住まい

・ 夫、地理教師で銀次の同僚

・静子 12歳

・息子 3歳。

 

☆澤井タイ子 28歳→44歳(昭和17年)。団子坂上の左手の家に住む。竹下夢二の絵から出たような美女。小学生の頃は父と兄が病弱に加えて、幼い弟妹もいたのでヤングケアラー状態で読み書きができない。メニューは順番と最初の文字で覚えた。見かねて銀次が個別指導して読み書きができるように。35歳まで銀の星で勤務した(銀の星入店時から下宿していた竹井家の長男に子どもがまれるので手狭になるのが大きな理由)、タバコ屋付きの家に転居し、昭和8年にタバコ屋をオープン。

・豪一(ごういち) 息子、4歳

・四郎(しろう) 夫、鳶職で仕事中に屋根から落下し療養中に肺炎で死亡。

豊子 自動車工場勤務男性の後妻。4人の兄がいて、ウチ3人は出生したが戻ってきた、一番下の兄が向井正一。

 

 

☆古賀セイ(こがせい) 明治38年生まれ。22歳→25歳、35歳で再就職。準古株。鉄鋼会社勤務の父のもと裕福な家だったが10年前に父がなくなり、セイと下の妹で、リウマチを患う母の面倒を見なければならなくなった、

・上の妹 嫁いだが夫は甲種合格の兵役で満州に。

・下の妹 7歳年下。父と同じ鉄鋼会社で事務員だったが、28歳までの若年定年制のため辞めさせられ、いまはタイピスト学校へ通う。

☆美登里(みどり) 明治37年生まれ、23歳→26歳、古株。

☆嘉代(かよ) 19歳

☆妹小路園子(いもこうじそのこ) 自称19歳、実は40手前。

・父 没落した華族の屋敷を購入した平民。

・母 後妻

・ツル お手伝いの女性

 

☆明子

☆潤子(じゅんこ)

 

藤澤 常連の男性、

村上 常連の男性。自称茶道家元で、おっとりした園子を身請けのように引き取る。

向井正一(むかいしょういち) 髭面の男 28歳。理髪師、子どもと間違われぬよう髭面(兵役検査で乙種二種)、再入店したセイに髪型指導しなんどか会話して意気投合。松戸の農家の生まれで、小学校の担任の親戚が深川で理容院をやっており、手先が器用な子がほしいと言う話を当時15歳の向井に紹介して、住み込みの弟子入り。5年前に神田五軒町に支店を出すときに、師匠の弟や兄弟子とともに支店に移ったという。昭和14年に出征して2年後に戻る。昭和18年再召集で出征して、帰ることはなかった、

 

左官屋の爺さん 開店時からの客、急逝して常連があつまってその後カフェ西行に。

 

 

江木(えぎ) 銀の星の常連の男性で、タイコの愛人。 千葉の庄屋の家筋で骨董が趣味で買付の帰りに「銀の星」に立ち寄る。

 

 

☆幾子(いくこ) 昭和8年生まれの17歳。5年前に兄。和男が戦士した、一家は悲観に包まれている、

谷中茶屋には俣野家が健在で、庭は畑。

☆渡辺 見た目は若いコック。帰還兵で30歳。生まれは筑波山の麓