仮題・中学殺人事件 辻真先著 創元推理文庫 2004年4月9日初版、2023年4月28日新装版初版
2月25日受取
3月6日返却
3月11日返却期限
約40年前昔の作品の新装版で、煽り的文言もそのままの様子
言い回しも古め。
バラバラに見えて、繋がっているようなお話だった。
眉につばつけま章 P8~
第一話・仮題 P10~
密室殺人なでぜ章 P63~
第二話・中学殺人事件 P85~
真犯人はきみで章 P151~
第三話・辻真先 P187~
解説 桂真佐喜 P194~
「仮題」
舞台としては、東京の青山みたいだ。
少女マンガ家の山添みはるを東京駅で待ち構えてインタビューの予定が、石黒殺害容疑で連行される。その際に犯行を否定するが。。。
石黒の遺体は佐賀県内で発見、死亡推定時刻は午前11時~正午。
山添は、佐世保10時30分発京都行(到着は午後の10時18分)特急「かもめ」に乗っていたとアリバイ証言した。
千晶瑠美は、大阪のホテルに缶詰になっていっと言うが、佐賀市内で千晶を見たという証言が有り警察に事情を聞かれ、缶詰になっていたのはアシスタントだという。
昭和46年の「かもめ」は佐世保発の編成と、長崎発の編成も有り、小倉で併合する
山添のアリバイ証言のあったかもめの食堂車は、長崎発の編成にあった。
キリコと薩次で、山添の自宅に行き問い詰めると、最終的に山添は自供し、そのまま投身する。
当時の時刻表が掲載されているが、時刻表丸のままで文庫だと読めないですね。。
「中学校殺人事件」
身体検査の日、ガリ勉のイナテンの遺体が女子トイレから発見された。
トイレの個室は鍵がかかっていた。
受付の爺さん(ジョーカー)の証言で、尾島夫人が怪しいと睨んだキリコだったが、尾島夫人がジョーカーの過去を思い出し、それを警察に通告すると、ジョーカーが学校のお金を使い込んでいるのが判明。
柳正子の家に行って、出前持ちの少年や柳と会話して、出前持ちの少年が刺殺したのではと問いただすとあっさり白状したが、直後にトラックに跳ねられ死亡した。
<登場人物>
「仮題」「中学殺人事件」「辻真先」
牧薩次(まきさつじ) 中2男子。通称・ジャガイモ
可能キリコ(かのうきりこ) 美人 中2女子。読書欲旺盛。通称:スーパー(スーパーマン)
・克郎(かつろう) キリコの兄、三流新聞夕刊サン記者。レスラーのような体格・
日置浜子(ひおきはまこ) 勉強の虫で通称・イナテン
柳正子(やなぎまさこ) イナテンに次ぐ優等生、柳寿司の娘。
尾島守(おじままもる) カンニングをしたのをイナテンに密告された
岩渕徳子(いわぶちとくこ) 国語教師で、通称・コクゴ・ア・ズルズー(略してズルズー)
大和田英樹(おおわだえいき) 中学校の受付事務員の男性、トランプ占いが好きでトランプのジョーカーに似ている。推理小説ファン。小出淡をアナグラムで変えた偽名。
小出淡(こいであわい) ジョーカー20年前の名前。あくどい金貸しをしていて、尾島家が被害にあった。
尾島夫人 同級生の尾島のママ。木造アパートの管理人。目が悪いがメガネを買っていない
伊之瀬 柳寿司の出前担当、
山添みはる(やまぞえみはる) 少女マンガ家、25前後、石黒殺害容疑で連行
千晶瑠美(ちあきるみ) 少女マンガ家
石黒竜樹(いしぐろたつき) 雑誌マンガ原作者、佐賀市内で刺殺された
山辺 克郎の後輩記者
有馬 スナック「アリババア」を経営する老婆。
「密室殺人なでぜ章」「真犯人はきみで章」
加賀美清子(かがみきよこ) うねび号航空機事故(旅客機とF86の接触)の遺児
桂真佐喜(かつらまさき) うねび号航空機事故の生存者の一人、両足の機能を失う。
金山(かなやま) 青春社の編集者
米倉(よねくら) 清子と祖母が旅行中に介抱した紳士
林一曹 防衛隊の元パイロット(うねび号と接触したF86のパイロット)。防衛隊をやめてセスナ機の佐世保の小さな航空会社へ転職、専用のマンションも用意されたが、8月20日にそのマンションの自室から突き落とされた。