オオルリ流星群 伊与原新著 角川文庫 令和6年6月25日初版発行 東図書館

 

8月19日受取

9月2日返却期限→返却

 

 

4月に始まり、10月に終わる。

久志と千佳の視点で物語が進む。

 

スイ子が28年ぶりに秦野に帰ってきたという噂が、秦野西高校3年D組同窓生有志の間で周り、情報を集めているさなか、本人が種村薬局に現れる。渋沢駅近くの松沢町のアパートに住んでいるという。

 

広瀬の持つ建物を年20万円で借り、広瀬の紹介の大工に改築を頼んだが想像以上に費用がかさみ、天体ドームを新品で購入するのは難しくなっていたところ、千佳の同僚から、天体ドームの処分に困っているという高校を紹介され、現物確認後メーカーに修理について問い合わせ約30万円で修理可能との返答で高校より無償で引き取ることにして150万円近く節約に。

 

 

スイ子は、梅野にあることを頼んだ。

→流星が電波をはね返す原理を使用したラジオで流れ星を聴く観測方法。

 

 

秦野西高校、高3の夏、3年D組有志で、約1万個の空き缶を用いて巨大なタペストリー(柄はオオルリ)を制作し、文化祭に出展。

8月の中頃、銀色の空き缶が数個不足したため、自販機で缶ビール購入して、スイ子以外の5人で飲んだ(5月 千佳)

空き缶は、文化祭後に10日かけてバラして、アルミ缶とスチール缶に仕分けてリサイクル業者に引き渡した、

6月の開始時点では、10人が手を上げたが、最終的には6人となった

計画当初に、集めた空き缶が慧子のロッカーを塞いでいたことから、原画を慧子に見せると、自宅パソコンで綿密な設計図をもって参加した。

 

 

<登場人物>

山際慧子(やまぎわけいこ) 通称・スイ子 高卒後国立東都工科大天文学科に入学。大学院まで進み、国立天文台の任期付き研究員に。この3月で契約満了となり秦野にUターン。

・ 父 大手化学メーカー幹部研究員。スイ子の高校卒業と同時に定年退職し郷里の出雲に引っ越しした。5年前に死去したという。

 

種村久志 薬剤師 45歳(1972年生まれ)、自宅1階が店舗(昔ながらの街中の薬局:種村薬局(直線距離で100m弱のところにドラッグストア「丸みドラッグ秦野店」オープンし売上減少傾向)、昔なじみ客は処方薬を届けることもある、祖父が創業、6年前リフォーム)、3年前8人乗りミニバン購入。通称・タネ

・悠人(ゆうと) 長男

・篤人(あつと) 次男 新2年生

・和美(かずみ) 妻 薬剤師で主に店番している。

・父 2年前、母が急死してから一気に老け込み加齢黄斑変性を発症し店には出れなくなり、なじみ客が着たときだけ店に出る。

 

勢田修(せたおさむ) 中年太りで無精髭。大卒後映像制作会社(テレビ番組制作)に入社、同僚と結婚したが妻が海外で映画の勉強をしたいとのことで(既に愛情もなくなっていたので)離婚し、その後脱サラで法科大学院に入学→卒業し司法試験受験

 

伊藤千佳(いとうちか) 公立中の理科教師、夫も中学教師(最初の赴任先の先輩教師)、子どもは高校生と中学生、秦野で建売を購入し、足柄の山中から夫の両親を呼び寄せて同居。

・彰洋(あきひろ) 4歳年上の兄、小1のときおいかけっこで道路に飛び出し事故死。

・典明(のりあき) 夫 英語教師

・祐香(ゆか) 長女 高校生

 

梅野和也(うめのかずや) 通称・梅ちゃん。横浜の私大工学部に進み、産業機器メーカー勤務。開発チームのサブリーダーになったが、ウツで休職のち退職し、3年ほど引きこもり。

 

槙恵介(まきけいすけ) バスケ部元エースだったが2年の冬に練習中に膝の靭帯を断裂しそのまま部活引退。6月に突如、空き缶タペストリーの言い出しっぺでリーダーに就いたが受験勉強のため完成前の8月下旬に抜けて、一年後にの7月31日に東京の予備校生のとき、飯田橋の駅で泥酔してホームから転落し事故死。千佳とは同じ中学。

・恵介の死後、家族は秦野から離れた

・10歳年下の弟がいる。

 

加藤小百合(かとうさゆり) 高校時代はバレー部。 娘と千佳の息子が同じ塾。同じく中学時代のバレー部仲間が夫婦で秦野駅前で不動産を営んでおり、慧子が山の取り扱いはあるかと訪ねてきたということを千佳に話す。

 

佐藤 バスケ部 家が電器屋、

井出明宏(あきひろ) 空き缶集めに協力したクラスメート男子生徒、りんどうに差し入れし改築に参加。現在は厚木在住。古い一軒家を購入し自分でリフォームしているという。結婚したが子どもに恵まれず犬を飼っている。

小野寺慎平(おのでらしんぺい) 空き缶集めに協力した男子生徒、天文台改築に参加

辻仁美(つじひとみ) 空き缶集めに協力した女子生徒、りんどうに差し入れをし改築に参加

八田亮介(はったりょうすけ) 3年D組、タペストリーのためn校舎のガラスをダンボールで養生した。

梶谷(かじたに) 3年D組同窓生、水道工事を営む叔父がいてトイレをみにきた

棚橋(たなはし) 3年D組同窓生

玉井優子(たまいゆうこ) 3年A組 空き缶集めに協力したA組の生徒。

 

山中 28年前の3年D組担任。

 

益井園子(ますいそのこ) 28年前の3年D組に来た教育実習生。現在は50歳で、10年前に教師を辞めて大学院で学び、逗子で学習障害の子を支援するNPO主宰。

 

石本(いしもと) 千佳の同僚で、科学部顧問。先輩の友人が明洋大学海洋生態研究センターで准教授をしており、その縁で科学部で校外学習に行くことに。愛知県豊川の学校で天体ドームの処分に難儀していることを千佳に話す。

渡辺(わたなべ) 科学部部員1年生 解剖は苦手。

 

広瀬 初老の男性。足腰を鍛えようと数年前にロードバイクを始める。秦野で運送会社を経営。経営権は既に息子に譲っている。丹沢の山奥の山荘(30年前に喫茶店「りんどう」に改築)をもっている

・房江 妻、気難しい

 

上田 大工の一人親方、りんどうを改築したときの大工の棟梁の息子という。

 

北見 和也のメーカー勤務時代の同期。ウツになった原因を知る。