田舎のポルシェ(文庫) 篠田節子著 文春文庫 2023年10月10日第1刷 中央図書館
10月21日未 新着より予約 所蔵1、返却待ち1位、予約総数1
10月24日受取可能→受取
10月28日返却
初出 いずれもオール読物
田舎のポルシェ 2020年9月・10月合併号
ボルボ 2020年2月号
ロケバスアリア 2021年1月号
単行本は2021年4月発刊
「田舎のポルシェ」
東京の専業農家に依頼して作った米を岐阜に輸送する必要ができたが、同僚に相談すると知り合いにハイエース出してもらおうと取り次いでもらったが、待ち合わせ場所いいくと、相手はハイエースではなく軽トラだった。家業が潰れ(経営者の父親が、銀行員と喧嘩して融資を止められ、繁華街の店と倉庫と車(ハイエース)を失った)、ハイエース差し押さえられたという。軽トラで東京までランデブー
増島家は、昭和時代の農家そのもの。祖父母が実権を握っていたので、翠は家を飛び出して奈良の大学へ。母親は役所の仕事中に倒れてくも膜下出血で死亡。認知症で徘徊した祖父が用水路に落ちて死亡、父が死亡、兄は1月にインフルエンザで高熱で死亡(前後して借金まみれの女が転がり込んでて、遺体発見したが、現金とともに消えていた)、6月には祖母も施設で死去し、翠のみに。昭和40年代に建て替えた立派な家には、庭木や庭石などにも金をかけれるが、娘には金をかけられないという価値観。
山奥の負動産となる家屋敷と広大な田んぼを相続放棄するか迷ったが、兄の現金資産が7桁有り、迷っているうちに3ヶ月経過し相続することに。田んぼは放置して
最初は収穫した米360キロのうちの150キロを岐阜にもってくるつもりだったが、野沢家でも米が余っているので、手間賃として売価の半値の4万5千円を現金で渡し、米360キロを持ってかえることに。ついでに多数のおにぎりも持たされたが、途中強風を避けるために立ち寄った火葬場で帰れなくなっていた遺族に振る舞った。持ち帰った米は、瀬沼の顧客で過疎地に住む人に売ることに
増島翠(ましじまみどり) 語り手。岐阜在住で郷土資料館勤務。
・真知子 母
・孝造 父
・秀幸 兄 インフルエンザで死亡
瀬沼剛(せぬまたけし) 180cm坊主頭で紫色のツナギ着用。家業の酒屋が潰れて、便利屋。学生時代、長野のスキー場のバイトで知り合った東京の子と交際して結婚して、東京で暮らしていたが、父親が心筋梗塞で倒れたと言うので実家に妻子連れて戻ったが、子どもが不登校になり、離婚して、妻と子は東京に戻ったという。
野沢寿子 東京で米作り依頼している農家の婦人 70過ぎ
・喜一郎 夫 80過ぎ
・千尋 嫁 神奈川の農村から嫁いできた。
・横浜に次男、目白台に娘一家がいる。
「ボルボ」
妻同士がスポーツジムで知り合い、その夫として、新宿の福利厚生倶楽部で顔を合わせた二人。
伊能は、20年前に海外赴任から、戻って本社の部次長に就任した記念にボルボを購入、以後20年間乗ってきたが、故障による維持費が厳しくなり、手放すことに。最後のドライブに妻を誘ったがあっさり断られ、斎藤と行くことに。目的地は学生時代を過ごした北海道に。
斎藤は斎藤で、妻のことが気がかりで、妻と大河内の滞在先ばかり行きたがり、クマに追われた二人でボルボにのせ、クマと格闘したが、クマがボルボのしたに入り込み、ハンターまちに。
フェリーで苫小牧(市内で仮眠)→支笏湖温泉(日帰り入浴)→ウィンザーホテル→有珠山ロープウェイ→滝の湯温泉(温泉宿藻岩荘に宿泊予定が、改築され日帰り温泉になっていた)→強い雨で、ドアのパッキンが劣化し雨漏り&ガソリン切れ間近で、坂をニュートラルとブレーキで下るという荒業に→倶知安で給油&ビジネスホテル泊(シングル二室)→山中でクマと格闘しボルボは破損し、旅は終了した。
斎藤克英(さいとうかつひで) 大手印刷会社が倒産し妻が大黒柱に。
・いづみ 妻。秀明社の編集長(局長級)。ミーハー女子の皮を被った高偏差値大学出身
伊能剛男(いのうたけお) 非鉄金属メーカー勤務 斎藤より3歳年下。
・広美 妻。高校時代の同級生。
大河内宏昌(おおこうちひろまさ) 伊能の大学の8年先輩。秀明社の講演会でウィンザーホテルに
「ロケバスアリア」
浜松の湖月堂ホールで歌いたいという春江の希望に、大輝が車を出してくれるという。
当日春江のアパート前に来たのは、大輝の軽自動車ではなくロケバスだった。
ステージに付いた途端、神宮寺はプロの口調で撮影録音していたが、スプリンクラー誤作動で水浸しに。
畔上春江(あぜがみはるえ) 古希。デイサービス勤務。野辺地から集団就職した。
藤森大輝(ふじもりだいき) 孫(長女の子)。春江を「おかん」と呼ぶ。4年前に大麻所持で捕まり大学は退学処分。ロケバスの会社にアルバイトで入社し、中型免許取得して正社員に、
大谷真衣(おおたにまい) 音楽療法士だが、仕事は介護士と同じ。春江の同期。
神宮寺(じんぐうじ) 大手レコード会社を定年後リベラミュージックに入りで撮影担当。春江と同様古希。仙台出身、東京の音高に入ったが素行不良で退学し普通の高校に入学。春江の仕事がリベラミュージックでの最後の仕事だという。
宮藤珠代(くどうたまよ) 「歌に生き愛に行き」を歌った。病死