馬と明日へ  杉本りえ・作、結布・絵 ポプラ社 2021年12月第1刷発行 中央生涯学習センター図書室

 

少し前にカウンター近くに置かれていたのけど、期限のある本でいっぱいいっぱいだったので、タイトルをメモしてそのうち借りようかなと。

 

2月7日夕 予約中の時計仕掛けの太陽がまだ回送中なので、それならばと、直接借りてみた。

2月23日読了

 

 

 

しいの木ファーム

里山を切り開いて、子供向け乗馬クラブとして作られた。しいの木は立派だったのであえて残して、シンボルとした。オーナーは野島先生という50代半ばの北海道出身の男性で、大型家畜専門の獣医師で、県内外の牧場へ往診もする。

所属の馬は全15頭、全て道産子という種別。こどもでも扱いやすく、野島が道産子好きなためである。インストラクターは、野島先生と奥様の洋子(洋子先生)、派遣の岡本先生。指導補助や馬の世話担当として、野島夫妻の長男で大学生の隼人。会員の子どもたちにとって身近なお兄さんになる。隼人の友達で、乗馬クラブ卒業生の菅原と西田もアルバイト厩務スタッフで入る。

会員は常時30人程度。土日の午後と平日の夜にレッスンがある。料金は前払いチケット制で、通う日時は自由で週1回の子も多い。

 

8月にマリモが死去したことを知らされ、みんなから励まされるが、キャンプ参加の後は、しいの木に行けなくなり、マリモのお別れ会も不参加に。

 

ひまわりが暴走、手綱を持っていた陽向は引きずられ、柵に体を打ちつけた、救急車で搬送され、足首をねんざしており、ギプスで固定が必要な怪我だった上高熱もでたので、二泊三日入院して退院した。

 

 

小田悠斗(はると) 小6。小3から乗馬を初めて去年から岡本先生のクラスに入る。自宅は、しいの木からは車で30分のところ。クロス障害を経て障害飛越で当初は小太郎に騎乗していたが、うまくいかず、岡本の助言でマリモと組む。母はスーパーでパートをしており、多少傷んだりしなびて売り物にならないのをもらってきて、それをマリモとかに与える。

 妹・あゆみ  子供部屋は共同使用。習い事はプールに通っている。

 

涼太 中2。乗馬歴1年半。

拓也 中2。乗馬歴1年半。

井上楓 中1 。去年はジュニアの大会に出場、今年も大会に出場したが、父親がしいの木に通い続けるのに反対のため、秋の外乗がしいの木での最期の日となった。

 

芽衣(めい) 小6。

志乃 小5。

さつき 中1女子。

大輝(だいき) 小4

旬(しゅん) 小4。涼太の弟。

要(かなめ) 中2。受験のため3月でやめた。

橋本陽向(はしもとひなた) 小5。新年度に悠斗と同じ小学校に転入してきた。ぽっちゃり系男子。乗馬より、厩務員の仕事を好んで行い、馬房から洗い場まで連れ出す作業がスムーズに行えるように。学校は不登校気味。

 

岡本先生 30代なかばの男性で、フリーのインストラクターで土日に馬術協会から派遣されてくる。

 

しいの木の馬

マリモ  悠斗。しいの木ファームのエース。15歳メス馬。胃に腫瘍ができていて、七月初めに、しいの木から離脱。7月末に虹の橋を渡った。

すばる  涼太。

ジンジャー 拓也。

スコッチ  楓。

小太郎  通称・コタちゃんとして低学年に人気の馬。

ひまわり 陽向。若く乗馬体験用。

マイケル 

ジェニー 悠斗。素直で従順な動き。スタミナもある

キャロル