14歳の水平線  椰月美智子著 双葉社 2015年7月22日第1刷発行 東図書館所蔵

 

きときと夫婦旅の奥付で知って借りた。

 

 

征人は、加奈太の中学入学後に妻と離婚した。親権はとらず本人に選ばせる形とし、加奈太は征人を選択した。離婚の話は加奈太が小学6年生のときに決まり、加奈太はサッカー部が強豪で私立の中高一貫校を受験するのをやめた。

 

夏休み期間、部活をやめてた息子・加奈太と故郷の天徳島に帰省。初日に幼馴染の孝俊と保夫が家にやってきて、近況報告で、孝俊が中心となっている中学2年生男子対象のキャンプに欠員が出たというのを聞いた加奈太はキャンプ参加に意欲を示し、参加することに。

 

キャンプと言っても、夏休み中は空いている山村留学センターに宿泊し、最終日のみ広場でテントキャンプする。

初日から3日目までは、現役サッカー部チームとその他の部活チームに2分されていたが、キャンプ時にそれぞれ勝負してから、なんとか打ち解けて、最後の挨拶では「友達」といえる中になった。

 

登場人物

桐山征人(ゆきと) 児童文学作家。44歳。宮崎県に嫁に行った妹がいる。

桐山加奈太(かなた) 中学2年生

桐山 征人の母  72歳。宮崎出身で天徳島在住。「さー」と語尾を伸ばすこともある。

 

大城孝俊(たかとし) 征人の幼馴染。語尾に「~わ」や「ね」をつける。44歳。

上原保夫(やすお) 島にある市役所の出張所勤務。息子の一樹(かずき、加奈太のひとつ上)、祐樹(ゆうき、加奈太のひとつ下)がいる。

 

照屋  海ぶどう養殖場経営。征人の母が時々手伝う。30年前はパートで常に入っていた。

 

キャンプ参加者

タカさん  孝俊。キャンプ指導者的立場

海江田竜一(かいえだりゅういち) 横浜市在住、サッカー部でボランチ。痩せ型の筋肉質。

大垣至(おおがきいたる) 静岡在住。サッカー部でキーパー。175cm。腕力が自慢。

栗木裕也(くりきゆうや) 札幌在住。サッカー部でフォワード。

川口見楽留(かわぐちみらくる) 大阪在住。無愛想な顔でメガネ。兄「蹴都(しゅうと)」と弟「玖呂寿(くろす)」はサッカー部で将来有望なジュニア兄弟として知られている。本人はサッカーは嫌いで、テニス部。父親をオトンと呼ぶ。小1の妹もいる。

平林光圀(ひらばやしみつくに) 名古屋在住。デブ。帰宅部。いびきが大きい。母の影響で信仰心が強い。父親は故人。10歳年上で就職した姉がいる。祖父母と97歳の曾祖母と同居。母と祖母は美容師で、美容院経営。小学校からの同級生、荒木に片思い。

桐山加奈太 東京在住。

 

八木橋エマ 加奈太ら3人組の前に現れる謎の少女14歳。八木橋アンナとフランス人との間の娘。

 

食事はタカが担当(精進料理のような郷土料理)。洗濯は各自。掃除はグループごとに。自転車は人数分。

起床5時半、昼食12時、夕食18時、就寝22時

 

 

天徳島

羽田から飛行機で2時間半、そこから車で1時間移動後する港からフェリーで30分。

神様の島と呼ばれている。個人での土地所有は禁じられて地割制度が残る。新しい住民の受け入れも組頭の話し合いや多数決で決められる。

島の貝殻や砂を持ち出すと貝殻が泣くので宅配便で送付や返しに来るという事例が多々ある。

小中学校があるが、小学生15人中学生21人で、うち12人は山村留学センター住まい。

 

 

 

◆征人14歳

天徳小中学校は、小学生30人、中学生18人。

中学生は陸上部かバドミントン部に入らなければならない。

放課後の遊びは、海への飛び込みだった。

 

征人 バドミントン部。

 妹「由真(ゆま)」、小学6年生。

 母 海ぶどうの養殖場でパート 

 父「政直(まさなお)」 サバニ漁師

 伯父 鹿児島在住

  聡 従兄 大学2年。東京で建築の勉強。

  美幸 従姉 高校2年

 祖父 鹿児島出身の漁師。30代で故人(海で死んだ)。

 祖母 両親の結婚当初は健在。

 

 

大城孝俊(おおしろ-) 家業としてイラブー漁。陸上部。

上原保夫(うわはら-) 兄が大阪にいる。陸上部。

八木橋タオ 東京からの転入生で、父親は民族学者。転入初日に孝俊の椅子に座り、3ヶ月後の社会科のテストで満点をとったので、社会科が得意な孝俊からは忌み嫌われるように。バドミントン部に入った。

八木橋アンナ タオの姉。都内の親戚宅住まいの高校2年生。

 

征人が生まれる前は風葬の習慣が会ったが、観光記者に写真を取られて、それ目当ての観光客が急増しその風習はなくなった。撮られた風葬者が孝俊の曾祖母で、孝俊の祖母は気が変になり島の西川の崖から投身したこともあり、島の外の人を嫌っているフシがある。風葬後は残った髪の毛や肉をきれいに洗う”洗骨”を女性達で行う。