十字架のカルテ 知念実希人著 小学館 2020年3月18日初版第一刷発行 宇都宮市立上河内図書館所蔵
※2023年10月追記
ウィキペディアに「十字架のカルテ」記事ができていたので、ここから転載+加筆。加えて再読も必要かな。
精神科医が事件の原因を探るミステリー
精神科医の凛は、ある理由から精神鑑定の道を探るべく、院長に教えを願う。院長からは精神鑑定の助手となるよう命じられる。
院長は面接や背景を調査して、真実を導き出す。
プロローグ (高校の時の親友の葬式の場)
第一話 闇を覗く
第二話 母の罪
第三話 傷の証言
第四話 時の浸蝕
第五話 闇の貌
エピローグ (親友の墓前)
登場人物等
光陵(こうりょう)医科大学精神科学講座
光陵医科大学雑司ヶ谷病院 大学附属では珍しい精神科専門の病院
弓削凛(ゆげりん) 長身。光陵医大を卒業し2年間の初期臨床研修を終え、この4月から光陵医科大学精神科医局に入局し雑司ヶ谷病院配属に。
影山司(かげやまつかさ) 40代なかば。病院長。長身。精神鑑定の第一人者
串田 目黒署刑事
『闇を覗く』
白松京介(しらまつきょうすけ) 名空(めいくう)大学経済学部2年生、(実家の)住所は栃木県・・・。歌舞伎町通り無差別通り魔事件(12人を切りつけ4人が死亡した)の犯人。精神鑑定のため雑司ヶ谷病院に入った。ふるさとは新幹線とローカル線を乗り継いだ先にある。自動車部品メーカーを経営しているが、事件直後は実名報道のため実家周りは殺伐としている、
増田 白松の地元の増田病院の院長。白松の実家からタクシーで30分ほど、100床程度の精神科病院。白松家は開院時に挨拶したくらいの名家
『母の罪』
横溝美里 29歳。元看護師で外科医と結婚し娘を設けたが生後5ヶ月で絞殺し、マンションから飛び降りた。出身は北海道、出産直後に夫が神奈川に出向することになリ転居したが、階下は気難しい老夫婦であった。
横溝玲香 美里の娘。享年5ヶ月。
『傷の証言』
沢井雅恵(さわいまさえ)
沢井貞夫 夫
沢井涼香(すずか) 帝都大学法学部4年生、自宅で弟に刺されたと申告。
沢井一也 20歳無職。3年前に高校中退し引きこもり。駆けつけた警官に手を出して公務執行妨害で逮捕
一也を警察署での簡易鑑定となった。影山は、涼香の傷の写真をみて、自作自演ではと推理。
『時の浸蝕』
小峰博康 痩せた青年。九州の実家は資産家。
須原真由 女子大生。カフェの同僚で交際相手。別れ話を切り出して顔を叩かれ、後頭部を強打し悪く3日後に帰らぬ人に。
須原泰司 真由の父で、事件後の惨状を目の当たりにした。妻は13年前に亡くした、メーカー勤務。肝臓を患う。
辻拓也 小峰の控訴審の弁護士。高額な報酬で、重箱の隅をつつき、無罪や刑の減刑を勝ち取る。
長谷川 小峰の事件担当判事。
堂島孝太郎 現在42。5年前借金返済の催促に来た知人と口論になり、顔を殴り全治6か月の重症を負わせ、懲役2年の実刑判決受けた後に精神疾患を発症したとして、精神科クリニックを経て土屋病院に入退院を繰り返す。孝太郎の診断書が小峰の裁判に持ち込まれ、凛を土屋病院へ出向き、孝太郎を推察する。入院中は平気だが退院すると一気に変わるというが、洋子はなにか感づいている。
堂島洋子 妻。夫を二四時間管理できないのでずっと入院させるのを希望する。
土屋一太 幸手市にある中規模の精神病院・土屋病院院長。父の代から精神科病院を営む。80床(うち閉鎖20床)
『闇の貌』
桜庭瑠香子 31歳女。15年前(未成年時)に父を殺害、9年前に女性を殺害。多重人格。派遣社員で大田繊維で経理部→専務秘書。
石井和代 21歳。経理部時代の同僚。瑠香子宅で宅飲み中に口論しアイスピックで刺殺される。高卒の新卒入社で、派遣された時季と重なり、同期と同様な関係に
鍋島専務 セクハラで社内では有名
山崎幸太 大田繊維経理部長で瑠香子の前の上司
原口美咲 九年前の被害者。当時高校三年で、凛の親友。
桜庭源二 瑠香子の父。性的虐待していた。関係を求めたときに反撃にあい刺殺されたが瑠香子の人格となった
桜庭絵里香 瑠香子の子(瑠香子の人格)
小野寺 事件の担当検事。