甦る殺人者甦る殺人者<天久鷹央8巻> 知念実希人著 新潮文庫 平成29年11月1日発行、令和元年8月25日6刷 中央図書館所蔵

 

 

 

 3月14日に北綾瀬で帰宅途中のOL、4月19日に新小岩で主婦、5月11日に大泉学園で女子大生が絞殺された。被害者の爪からは、犯人のDNAが検出されたが、それは4年前に同様の事件を起こし、その後死亡されたとした人物のDNAであった。マスコミは『真夜中の絞殺魔』と名付けた。

4年前は埼玉でも事件発生し『首都圏連続女性絞殺事件』と呼ばれ、桜井も捜査に加わっていた。

4年前の最後の犠牲者は7月26日であった。

 

今回は最初の犠牲者のOLの会社を訪れている営業マンから似たDNAが検出され、その人物の兄弟の可能性が高くなったが、前述のように4年前に死亡していた。広大の墓がある場所にいくと、すでに掘り返された後だったが、その後に現れた教祖の息子がそそのかされて処分したと認めた。

数々の証拠から、広大もしくは章介に双子の兄弟がいるのではと鷹央と警察は捜査し、桜井の聞き込みによると、正子は双子を妊娠したのが超音波検査で判明したと近所の人に言っていたという。超音波検査が一般的になった時期から、双子なのは広大ではなく。。。

 

最後は、囮を用意して罠にかけた

 

時系列メモ

10ヶ月目、先週の5月11日に事件発生。 P13

翌日、金曜日は猫の手レンタルで救急日勤務P39

 

登場人物

春日広大 4年前に死亡した。当時38歳、4年前の7月28日自宅で心肺停止になり天医会総合病院(1型糖尿病で通院していた)へ搬送、当時研修医で救急当直中の鷹央が死亡確認していた。

辻(春日)章介 広大の弟で現在28歳。2年前に辻家に婿養子入。今回の捜査にも積極的に協力していたが・・・。

春日正子  兄弟の母。7年前から「癒やしの御印」という宗教にハマっていた。今回の事件の最中に首吊り自殺した。

火野寛元(ひのかんげん) 「癒やしの御印」の教祖。がんで死去。

火野寛太(ひのかんた) 寛元の息子で30前後の茶髪。「癒やしの御印」本部であった自宅と墓地を相続管理している。

 

中本宰三 82歳。春日兄弟の生まれた中本産婦人科の元院長。現在は閉院しているが資料調べているタイミングで放火される。

 

陣内(じんない) 救急部の医師、4年前の7月28日は鷹央と同期で研修医として救急当直中であった。

山田  40前後。4年前は救急部で指導医していたが2年前に大学に戻った。

 

天久鷹央

小鳥遊優

 

成瀬  田無署の刑事、終盤で登場。

桜井公康  警視庁捜査一課刑事、猫背の中年。おっとりとしている。

三浦  綾瀬署刑事課。小太りの男性。

 『真夜中の絞殺魔(警察では「二十三区内連続女性殺人事件」)』事件の捜査本部が綾瀬署にたったため三浦とペアを組む。