むかしあるところに死体がありました 青柳碧人著 双葉社 2019年4月第一刷発行、2020年2月18日第14刷発行 宇都宮市立図書館姿川地区市民センター図書室所蔵

 

 

昔話をミステリー風に仕立て上げた作品

タイトルはユーモラスだけど、なかなか猟奇的。

 

いくつか共通な言葉も。

下手人(げしゅにん 現在で言う重要参考人)

天狗鍬「てんぐのしゃっくり、ひょっ、ひょっ、ひょ」

鶴の羽衣(身につければ体が軽くなる)

打ち出の小槌

 

初出

小説推理

2017.12 「一寸法師の不在証明」

2018.9 「花咲死者伝言」

2018.6 「つるの倒叙がえし」

2017.6「密室竜宮城」

2018.12「絶海の鬼ヶ島」

 

単行本掲載順ではない

 

「一寸法師の不在証明」

一寸法師が鬼退治した前後のはなし

 

江口景末 この男視点での語り

 12歳で右大臣に仕え、13年目。 酒は飲めない

 

一寸法師→堀川少将

 近江国生まれで、 9月2日に都へやってきた

 

春姫

 9月7日に鬼に襲われそうになり一寸法師に助けられる

 9月9日に一寸法師と婚儀

 

検非違使(けびいし)の黒三日月 若者

検非違使 浮橋元輔

 

下栗村近くに鬼が住む

上栗村 

 冬吉(30) 右大臣のご落胤 9月7日殺害される

 よね(12) 9月1日に一寸法師を川から拾い上げる

 

「花咲死者伝言」

花咲かじいさんをモチーフ

 

登場人物

おいら(次郎じろ))  鼻が弱い犬 視点

花を咲か爺さん(茂吉)

痩せた爺さん(太作)

虎田太(こでんた) 村役人、性は太田

喜十(きじゅう)

白蛇お七  寺にいれられた19歳の娘。 気持ちが高ぶると蛇のような動きになる 

沢蟹奴のお師匠 三味線弾き 元遊女

伝助 疫病の時人柱にされ、山から出るのを禁じられている

 

「つるの倒叙がえし」

鶴の恩返し

 火の鳥の漫画のように、ループしていそうなお話。

 

登場人物

弥兵衛(やべえ)

村の庄屋 恰幅のいい男

権次郎(ごんじろう)  

玄庵(げんあん) 村外れの寺の和尚

勘太 やべえの幼馴染と名乗る

つう 鶴

あずき  まんじゅう屋の娘

仁作

おかよ

 

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弥兵衛 

勘太  やべえの父

ふみ  やべえの母

つう

 

 

「密室竜宮城」

浦島太郎が龍宮城で事件に巻き込まれたお話

※竜宮城の見取り図付き

 

登場人物(登場サカナ多め)

浦島太郎 

亀  少女16,7歳

乙姫

たらば 男

蝶々魚 14歳

平目 おいせと仲が良かった 14歳

おいせ  死体で見つかる

めばる 14歳

鮟鱇(あんこう)

秋刀魚(さんま)

わかし 男

鰤(ぶり)  30~40の男

蛸  男 

河豚(ふぐ) 太めの女性 おいせとケンカして追放

海牛 美青年

雲丹(うに)

龍王様 先代で乙姫の父

 

不思議な泡に守られており、竜宮城の門を入ると 若い人型になる。

 

 

「絶海の鬼ヶ島」

※鬼ヶ島の見取り図あり

 

むかしは40人お鬼が住み、農業や魚を釣りして、慎ましく生活していた。

あるとき、桃太郎一派が襲撃し、ほとんど皆殺しにされたが、何人かは生き残って、

40年後は13人の鬼が秩序を守り暮らしていたが、ある時若鬼の亡骸が見つかった。

 

むかし

鬼長老 

鬼恕(おにじょ) 若い赤鬼

鬼太(おにた)

 

鬼丸

鬼蛍 40年後のおばば(黄鬼)

 

40年後は、13頭の鬼が住んでいる

鬼厳(おにげん) 村長 黒鬼 おばばの弟

 

鬼太 赤鬼 ※40年後の主人公

鬼茂 青鬼

 

鬼松 鬼茂の父 青鬼

鬼郎 鬼太の兄 赤鬼

鬼広 細身の青鬼 みなしご

 

鬼三(おにぎ) (黄鬼)と鬼菊(桃色鬼)夫婦

 鬼百合 (桃色鬼)おにぎと鬼菊の子で、女の鬼

 

鬼兵(緑鬼 ふとってている食いしん坊)と鬼藤(赤鬼)夫婦

鬼梅(緑鬼) 女の鬼

 

老鷗(ろうかもめ) おばばの相談相手で、鬼ヶ島の行く末を見届けた。