ドアを開けたら 大崎梢著 祥伝社 平成30年9月20日 初版第1刷発行 宇都宮市立上河内図書館所蔵
大崎梢の著書では、昨年発行の最新作。今年に入って予約して2人待ちぐらいだったので1週間程度で借りることができた。
神奈川県横須賀市の京急線沿線の「エクセルヴィラさくら公園」という築20年の分譲マンションが舞台。部屋は中庭を囲んでコの字形に配置されている。道路を挟んで向かいにはイートインスペースを持つコンビニと、グリーンハイツという別なマンションがある。
住人の鶴川が、ある晩に親しくなった同じ5階の男性(串本)の部屋を訪ねたら、男性は亡骸になっていたが、自分の事情があるのですぐには通報せず自室にもどっていたら、その様子を見ていて、動画も撮影したというササキと名乗る高校生がある依頼をしてきた。
翌日に管理人に高校生のことを尋ねると、ササキという高校生には心当たりはないが、背丈や外見では心当たりがあるという。通報するためにササキとともに再び男性の部屋を訪れると、亡骸は消えていた。
なりゆきで、ササキとともに亡骸が消えた謎と、後半では男性の最近の動向について、調査・推理していくお話。
最初はお互い警戒していたササキとも徐々に打ち解けあっていった。
男性の死因は殺人とかではないものの、近隣での誘拐なども絡み、マンション住人のそれぞれの特徴とかがよく描かれている感じ。中盤から後半にかけては、探偵役の二人のやり取りも面白くなり、早く読み進めたくなるストーリーだった。
登場人物
鶴川祐作(つるかわゆうさく)・・・主人公。54歳で独身。ある事情で仕事をやめており無職。511号室の住人。マンションは中古購入したが、古里へ戻るので売りに出している。
高校生・・・最初はササキと名乗ったが、後に名前を明かした。マンション住人の親戚で自宅は別にある。
串本英治(くしもとえいじ)・・・主人公より20歳年上で、写真が趣味の男性。502号室の住人。鶴川が訪ねたときは亡骸になっていた。単身で住んでいる。
管理人・・・主人公と同年代の男性。時間を区切って仕事をしており昼食時は休憩となる。
沼田家・・・503号室の住人
石塚家・・・512号室の住人
女子高生・・・マンションに出入りする謎の女子高生。ササキとは面識もなく高校も異なる様子。
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