銀河鉄道の父 門井慶喜著 講談社 第1刷発行2017年9月12日 第5刷発行2018年1月24日 

 

宇都宮市立図書館平石地区市民センター図書室所蔵(※宇都宮市立図書館では、図書室を含め各館に1冊ずつと、中央・東・南の各図書館にさらに1冊ずつを保有している)

3月1日の受賞記念講演会の夜に予約して10月9日に受け取れた。 10月23日13:00時点で、136の予約がある。

 

 

 

父・政次郎の視点から見た、宮沢賢治と妹トシの物語。

賢治幼少の入院時に、周りの反対を押し切り病室へ付き添い、その時感染したけっか胃腸を悪くして以後は粥しか口にできなかったこと。賢治の道楽的な起業案には耳を貸さずにいたが、弟・清六の起業案は賛同した。時折喧嘩もしたが、わりかし父子のコミュニケーションは良好であったと言える。

 

トシが東京で入院したときは、賢治は母とともに上京してトシに付き添い、(感染症疑いの閉鎖病棟ゆえ、病室から外出禁止だったため)下の世話もしていた。トシは東京の病院に3ヶ月ほど入院させていたので、宮沢家の家計的に厳しくなり、医師からは退院後小田原での療養を進められたが、させてやれなかったことが寿命を縮めてしまったと賢治・政次郎ともに悔やんでいた。

 

賢治は、進学先の寄宿舎の生活時はよく金の無心をシていたが、家出して東京で暮らしていたときは逆に小切手が送られてきたが、都度返送していた。

 

賢治と妹トシの中は、現代でいえばハンターハンターのキルアとアルカをイメージできる。

それくらいべったり感がある。

 

賢治の童話執筆に関する部分は、終盤の方で出てくる。

 

濡れ場どころか、賢治の色恋沙汰も皆無。

シゲが従兄弟と結婚して子供5人作った以外は、末妹のクニが嫁いだ描写があるぐらいで、清六の結婚は記述なし。