さるのこしかけ さくらももこ著 集英社1992年7月20日第1刷発行 1998年11月22日第50刷発行 宇都宮市立中央図書館所蔵

(宇都宮市立図書館合計で計9冊所蔵 10月2日現在すべて貸出中)

 

 

冒頭から、「ぢ」の話題でドクダミを摘みとり、青汁が出るくらいモンだ上で患部に当てたというエピソード、台湾旅行の話では現地のジュースを飲み下痢に見舞われた話、飲尿体験で快便の話などシモの話が目立つ。

 

タイトルの「さるのこしかけ」は、夫から「色気がなさすぎる、猿と暮らしているようだ」と責められ、(当時は)短髪だったので(さらに)猿のもねまねして、夫を挑発して走り回っていたら階段で滑って転んでスネを打ち泣いた反省からとったという。

 

「集英社に行く」では、静岡から東京へ向かう新幹線で、隣席の男性に車内販売のアイスクリームを頂いたが、石のような硬さ

であったのでスプーンですくえない事態が発生し、悪戦苦闘中にスプーンが折れてしまい、アイスクリームの蓋をスプーン代わりにして食べたと書いている。いわゆる、「シンカンセンスゴクカタイアイス」またの名を「シンカンセンスゴイカタイアイス」である。

 

この集英社に行くエピソードでは後に夫となる編集者”みーやん”とも初対面を果たしているが、(入室時に一通り紹介されたが顔をよく見てなかったため)編集者との面会時に喉を潤すお茶はなにがいいか聞いてきたので、著者はボーイと勘違いしていたという。このときは、みーやんが、例えば・・・オレンジジュース・・・など例えとして提案したオレンジジュースを所望した。