門井慶喜著「注文の多い美術館」を読み終えた。
美術探偵神永美有シリーズで、推理&薀蓄ものの短編集
登場人物の個性があって、面白い反面、話によって主役が変わるので混乱気味。
見術品というか骨董品について、研究して推理するストーリー。
「流星刀、五稜郭にあり」
→サーベル
「銀印も出土した」
→銀印
「モザイクで、やーらしい」
→モザイク画と旅行記
「汽車とアスパラガス」
→1/4の耕作用模型
「B級偉人」
→タペストリーと袈裟
「春のもみじ秋の桜」
→掛け軸
登場人物
・神永美侑(かみながみゆう) 男性 美術コンサルタント
・佐々木昭友 Z大学造形学部准教授
・イヴォンヌ(本名 高野さくら) 派手な女性 自称芸術家
レギュラー人物
・橋本 3人が集う店「エレファント」のマスター
・里中琴乃 佐々木の教え子で地方の美術館勤務