この間の実験にいくつかの幸運があったと言いましたね。そのうちの二つについて話します。両方とも予想できなかった出来事です。
一つ目は、「特注した装置の一部に不具合があった」のことです。
特注した装置の微調整用の部分が正しく機能しなかったため、しかたなく、それを外して、修理に出しました。この部分がなくても装置は一応使えますから、実験を開始したのです。ただ、微調整はちょっと格好悪い方法で、装置の外で手動で行う必要がありました。しかし、意外と非常に良い実験データを得ることができました。
ところが、修理した部分が帰ってきて、装置につけて実験を再開したところ、きれいなデータをなかなか再現できない状況になってしまいました。これで、「微調整用の部分がない方がいい」ということがわかったのです。もし最初に不具合が生じなかったら、微調整用の部分を外すことはなかったと思います。たぶん、「こんなもんか。」と思って、きれいでないデータで満足していたかもしれません。こうなれば、次のステップの実験もできなかったはずだと思います。
二つ目は、「実験系が安定になる時間帯がある」に気づいたことです。
今回の実験系はものすごく不安定で、一生懸命に実験系の最適化を行っても、10秒も経たないうちに、最適状態からずれるのです。100秒のデータをどうやって取るか、悩むことです。最適化をして、データを取って、また最適化をして、データを取るの繰り返しをやりました。しかし、取ったデータは全部デタラメでした。それでも僕はあきらめずに、何とかしてデータを取ろうと思いました。朝の10時から実験をスタートして、夜までずっと安定性と戦いました。
6時になると、最適状態からずれる時間は少し長くなったような気がして、「気のせい」かなと思いました。しかし、8時になると、間違いなくかなり(と言っても30秒ぐらい)安定になりました。次の日にも同じ現象がありました。「何で安定するまで10時間もかかるのだ?」と不思議に思いました。
実は、この実験系は周囲の温度変化にとても敏感なのです。電子機器などが熱を出しているので、朝にこれらをつけたばかりのときには温度変化が一番は激しいのです。10時間ぐらい経ったら、実験系の周囲の温度がある程度落ち着き、実験系が安定になったわけです。このことがわかった日の夜に電子機器を消しませんでした。次の日の朝になると、実験系がある程度安定な状態になっていて、念願のデータを取ることに成功したのです。それでも50秒ごとに最適化を行う必要がありました。締め切りの一日前のことでした!
一つ目は、「特注した装置の一部に不具合があった」のことです。
特注した装置の微調整用の部分が正しく機能しなかったため、しかたなく、それを外して、修理に出しました。この部分がなくても装置は一応使えますから、実験を開始したのです。ただ、微調整はちょっと格好悪い方法で、装置の外で手動で行う必要がありました。しかし、意外と非常に良い実験データを得ることができました。
ところが、修理した部分が帰ってきて、装置につけて実験を再開したところ、きれいなデータをなかなか再現できない状況になってしまいました。これで、「微調整用の部分がない方がいい」ということがわかったのです。もし最初に不具合が生じなかったら、微調整用の部分を外すことはなかったと思います。たぶん、「こんなもんか。」と思って、きれいでないデータで満足していたかもしれません。こうなれば、次のステップの実験もできなかったはずだと思います。
二つ目は、「実験系が安定になる時間帯がある」に気づいたことです。
今回の実験系はものすごく不安定で、一生懸命に実験系の最適化を行っても、10秒も経たないうちに、最適状態からずれるのです。100秒のデータをどうやって取るか、悩むことです。最適化をして、データを取って、また最適化をして、データを取るの繰り返しをやりました。しかし、取ったデータは全部デタラメでした。それでも僕はあきらめずに、何とかしてデータを取ろうと思いました。朝の10時から実験をスタートして、夜までずっと安定性と戦いました。
6時になると、最適状態からずれる時間は少し長くなったような気がして、「気のせい」かなと思いました。しかし、8時になると、間違いなくかなり(と言っても30秒ぐらい)安定になりました。次の日にも同じ現象がありました。「何で安定するまで10時間もかかるのだ?」と不思議に思いました。
実は、この実験系は周囲の温度変化にとても敏感なのです。電子機器などが熱を出しているので、朝にこれらをつけたばかりのときには温度変化が一番は激しいのです。10時間ぐらい経ったら、実験系の周囲の温度がある程度落ち着き、実験系が安定になったわけです。このことがわかった日の夜に電子機器を消しませんでした。次の日の朝になると、実験系がある程度安定な状態になっていて、念願のデータを取ることに成功したのです。それでも50秒ごとに最適化を行う必要がありました。締め切りの一日前のことでした!