最近は論文を書いています。量子 通信に関する理論の論文です。なかなか大変です。理論ですから、まずは調べたい問題を定義して、そして、モデルを作って、Mathematicaという数学ソフトを使ってパラメータをふりながら計算して、最後に、計算結果を考察するという流れですね。大変なのは、モデルが正しいかどうかわからないことです。何を考慮すべきか、何を無視すべきか、決めなければならないことがたくさんあります。計算結果を考察しているうちに、何か気づかなかったことに気づき、それをモデルに導入して再計算したら、結果が変わるし、考察もまた変える必要があります。何回か繰り返しているうちに、ちょっと怖くなりました。「本当にこれでいいのか?」と思いながら、「完成品」を先生に見せます。投稿できるまで、後数回の厳しいチェックが必要です。実験の論文なら楽です。実験で見たものを解釈するだけです。何か重要なことに気づかなかったら、実験はまずうまくいかないし。「自然」がチェックしてくれますから、安心ですね。