「憑依はしません!」能年玲奈の赤裸々トーク 母と反抗期と「ホットロード」 | 芸能&エンタメ☆トレンドNews

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 「中学時代は母への反抗心がありました」。こんな思春期の心情を吐露したのは、映画「ホットロード」(16日公開)の主演女優、能年玲奈(21)だ。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(平成25年)とは一見正反対の、悲しみを抱える14歳のヒロインを演じている。そんな能年が反抗期だった中学時代を赤裸々に語った。



 《映画「ホットロード」の原作は、昭和61~62年に「別冊マーガレット」(集英社)で連載された紡木たく原作の同名少女漫画。コミック全4巻の発行部数が700万部という爆発的な人気を集めた。



 14歳の中学生、宮市和希(能年)は幼少期に父を亡くし、母親(木村佳乃)と2人暮らし。母親は高校時代からひかれる恋人(小澤征悦)が好きで、家には亡き父親の写真が1枚も残されていない。母親から望まれて生まれたのではないと思い、心を閉ざす和希は親友(竹富聖花)に誘われて夜の湘南へ。そこで、不良チーム「ナイツ」に所属する春山洋志(登坂広臣)と出会い、純愛に目覚めていく》



 --この役に共感できるところはありましたか



能年「母親への反抗心に共感しました。私も中学時代は、母への反抗心があり、けんかもしました。和希みたいに素直に吐き出せないタイプではなくて、いらつくとその場で文句を言ってしまうタイプでしたが…」



《兵庫県出身の能年は平成18年に「ニコラモデルオーディション」でグランプリを獲得しデビュー。中学時代はモデル活動と並行してバンド活動に打ち込んでいた》



 --どんなことでケンカを?



能年「中学時代はバンドに打ち込んでいたんですけれど、お菓子ばかり食べていたメンバーに『まじめにやってよ』と言って気まずい雰囲気になり、悩んでいたときがありました。母親は『大丈夫、大丈夫』と最初は言っていたけれど、最終的に『どうでもええやん』みたいな感じになって。その面倒くさくなってくる感じが許せなくて、けんかをしました。今は楽しい母親でよかったと思っていますが」



 --楽しい母親だと認められるようになったきっかけは?



能年「上京して、離れて暮らすようになったのがきっかけです。高校進学とともに上京しました。最近、電話やメールでやりとりをしていて母親の楽観的なところが面白いなと思えてきました」



 --主演映画「ホットロード」の和希は、中学生時代の自分自身をイメージして演じられたのですか



能年「自分の中学時代の感情をベースに組み立てて、解釈していきました」



 --和希が母親に反抗するシーンがあります。和希の気持ちをどのように解釈しましたか?



能年「万引、髪を染める、家に帰ってこない。そんな行為は全部、母親に構ってほしくてやっていることだと解釈しました」



 --春山役の登坂さんに頭突きをするシーンではリハーサルの時から本気で取り組んでいたそうですね



能年「和希の不器用さを表現したかったので思い切りガンといきました。和希はあまり人と関わってこなかった気がします。登坂さんには申し訳ないなと思いましたが、登坂さんに『大丈夫ですか』と聞くと『思い切りきてください』といわれたので『ありがとうございます』とお礼を言い、ガンといきました」



 --原作は絶大な人気を誇る少女漫画です。



能年「原作ファンの方々を裏切らないようにしなければいけないという面で大丈夫かなという思いはありました」



 --役について考えて、悩み、体重も落ちたと聞きました



能年「2、3キロ程度ですけれど。原作ファンの期待を裏切らないように和希を演じなければという思いはベースにあり、その中で自分らしい和希をどんなふうに演じようかと悩みました」



 --母親役の木村佳乃さんからは刺激を受けましたか



能年「最初は和希を演じるにあたって思い詰めすぎて混乱していたのですが、木村さんが待ち時間にコチョコチョとくすぐってきて、明るく接してくださるのですごくほっとしました。それでいて、カメラの前では和希のお母さんとして向かってきてくださるので、すごく助けてもらいました」



 --三木孝浩監督は映画「ソラニン」などを手がけ、恋愛青春映画の名手として知られています。三木監督からのアドバイスで印象に残っているのは?



能年「『無表情でそこにいてください』という演出が多かった。無表情でも意思が伝わればいいなと思い、目だけには思いを込めました」



 --「あまちゃん」の主人公とは180度異なるイメージの役を演じるのは大変でしたか?



能年「ギャップを見せたいという思いはまったくなくて、今回の役を演じるにあたって、どうアプローチしたらいいのかなと考えました」



 --“憑依型女優”とも言われていますが…



能年「憑依はしません。演じるときには冷静に客観的に見ている自分も意識しているので」



 --和希を演じるにあたり意識したことは



能年「重さを感じさせないようにしました。私は結構ドシドシと歩くんですけれど、普段からドシドシと歩くのを止めました(笑)。お店の窓にうつる自分の姿を見て、歩き方を研究しました。今はドシドシに戻っちゃっているんですけれども」(聞き手 竹中文)