バッティングセンターでホームランを出したい!~その3~ | 24時間耐久「24」鑑賞会!

バッティングセンターでホームランを出したい!~その3~

バッティングセンターでホームランを出したい~その1~
http://ameblo.jp/entabridge-mihara/entry-10035293813.html
バッティングセンターでホームランを出したい~その2~
http://ameblo.jp/entabridge-mihara/entry-10035667256.html

~前回までのあらすじ~

「バッティングセンターでホームランを出したい!」
というチャレンジをすべく、夜7時に近くのバッティングセンターへ。
100km/hのマシンを選択し挑戦するも、ホームランはなかなか出ない。

そうこうしている間に6ゲーム終了。

そろそろ疲れてきたが、果たしてホームランは出るのか!?


6ゲームを経過し、チャレンジから早くも1時間半が経過。

気がつけば外は真っ暗。

しかし、まだまだチャレンジは続く!

続けて7ゲーム目。

3枚目
気が付けば3枚目


チャレンジ開始時の元気はどこへやら、二人とももはやまったくしゃべらない。


時々良いあたりが出ても、

「・・・あ、惜しい。」

とか、その程度。


こういうとき、小学校時代に担任の先生に言われた、

「あのね、疲れたときに本当の自分が出るのよ。」

という言葉を思い出す。
はい、先生。普段は元気ですけど、僕本当は冷たい人間なんです。



友人のチャレンジ中は心なしか、早く終わる。

そして、とぼとぼと、バッティングゲージへ。


「うりゃー!」

カキーン!

「おいしょー!」
カキーン!

よいしょー
よいしょー。


おお!いったか!?


なんて思っても、後わずかなところでホームランにならない。
ああ、的がちょこっとずれたところにあればホームランなのに。


そしてゴールデンタイムの10球はあっという間に終了・・・。

残りの15球はほんとひどい。
まず握力がなくて、バットが握れない。
肩が痛くてフルスイングできない・・・。



当然いい当たりもない。



このゴールデンタイム、7ゲーム目こそ10球だったが、
8ゲーム目は10球目までもたない。

そして!惜しい当たりは多々ありながらもホームランは依然出ないこのチャレンジも9ゲーム目へ。

9ゲーム目を迎えるにあたり二人の意見は一致してた。
「このゲームで最後にしよう!」と。

まずは友人の9ゲーム目。

カキーン!
カキーン!
コキーン!


最終ゲームという緊張感。今までよりもいい当たりが連発。
しかし!ホームランにはならない。

いい当たりもむなしく、ホームランは出ずにチャレンジ終了。


そして自分の番。

「必ずホームラン出してくるわ!」

なんて根拠のない自信が出てくる。


1球目。

カキーン!

いったか!?・・・うーん、ちょっと低いか。


5球目

カキーン!

行ったのか!?・・・次は右か。



そして、10球を過ぎる。ゴールデンタイムが終了し、もうホントフルスイングなんて出来ません状態。

でも!

それでも、あきらめたらそこで終了。

手は痛いが、諦めることは出来ない。
1球1球魂を込めたスイング!
序盤のような振りの速さはないけど、
中盤のようないい当たりも少ないけど、

「チャレンジを達成させるんだ!」
という思いが、自分の残り少ない体力を奮い立たす。

そして!きたる19球目!

限界を超えた自分のスイングが

奇跡を起こした!






























・・・訳もなく、

バスン!

まさかの空振り。


「ここへきて、空振り!?」
みたいな空気が2人を包む。


そして、そのあと見せ場もなくゲーム終了。


結局、2人合計450球。
1人225球打ってもホームランは出ませんでした。

潰れたマメ、ものすごい疲労感。
そして、チャレンジを達成できなかった虚無感。

「意外と、ホームランは出にくいんだね。」

そう言って慰めあう2人。

帰り際、フロントの人に「ホームランってどのくらい出るものなんですか?」
と聞いてみた。

すると、1冊の大学ノートが。

そこにはびっしりと名前と住所、連絡先が書いてある。

「5月だけでも、このくらいですね。」




・・・ホームランって結構出るものなんや。