照明の話 | えんそくオフィシャルブログ「クラオカユウスケのSeven Rock Days 2」Powered by Ameba

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夜中は薄暗い橙の豆球で過ごしたい。ぶうです。

明日から渋谷O-WESTで2DAYS。
いやはや、初めてウエストに立った時には、天井が高くてステージも高くて広くて、照明もめっちゃ多いのにそれをガンガンに点けても熱くなくて…なんてきらびやかな場所かと、
そこでライブを演ることがなんだか特別なことに感じたものですが。
明日は白塗り学園のファイナル(寂しいことです…心して見よ!)
明後日は今年のライブ初め!とまさかの二日連続でウエストに立ち、
2月10日にはえんそくワンマン(明日明後日のように大勢の人が見に来てくれるといいなぁ)
今やにわかにホームのようになってまいりました。
ウエストのステージに立つと気合いが入ります。そしてなんだか戻ってきたな!感があります。
これからもっともっとしゃにむに頑張って、
ウエストでは輝き足りないくらいの男になりたいものです。

今日はそんなウエストワンマンやさらにその後のミーティングなんかもあり、電車で長距離移動。しがてら暇潰しにブログを自動書記すっか…なんてしてたらどうでもいい面白くもないことをダラダラと長々と書いちまっていたわけです。あばば。
だからこの先はまったく全然読まなくてもいいんだけど(ホントに。笑)
いやぁ、やっぱ「喋るように書く」ってのはそれ自体のデキの良し悪しはともかく、長文を書くには最高に楽なやり口で、こんな風に心で喋るみたいに文章が書けるような機械があればいいですよねぇ。
どこまで文明が進めば発明されるでしょうか。

さて、昨日のブログで朝の七時をうっかり「深夜」と言っちゃう時間帯感覚(そんな言葉あるのかしらん)の希薄なボクですが、それもそのはずボクの部屋は遮光カーテンでバッチリ日の光を通さず、何時に寝て何時に起きてもちゃんと安息をもたらしてくれる暗闇保証。
とか言うと「それってなんか体によくないんじゃあないの!?」と思うやもしれませんが、どっこい真逆ですよ。
正しく生きている人にはそんなもんまったくいらんのでしょうけど、明るくなってから寝るような、生活時間の破壊された人にとってはこれが迫り来る明日をシャットアウトしてくれる盾。自律神経を守る重要なバリアーだったりします。(できるだけ暗いうちに眠りについて、太陽とともに目覚めないといけないよね)
でもそう考えると当然、
眠っている最中に限らず、夜は夜らしく、外が暗くなったらば室内も薄暗くして生活したほうがいいって理論になるはずで、
日が落ちた後もいつまでもピッカピカと蛍光灯で部屋を真っ白に照らして活動していたんじゃあダメってことになりますよねぇ。
そんなのは本来身体の作りとして落ち着くはずもない不自然な行いなのですよ。たぶん。
なんせ壮大な進化の過程をかんがみれば、我々人間が文明を手に入れてからまだ間も無いわけで、たった数千年ぽっちなわけで、ボクラの体の仕組みなんてまだまだ野生で暮らしていた頃のまんま、ヒトが獣だった時代と大差なく、「僕達人間文明人」などと気取ってみたところで、進化がこの不自然な生活にマッチした、適応したシステムを我々の肉体をもたらしてくれるのはきっともっとずっと後のことなのです。たぶん。

冬には眠り、春には芽吹く。
生命ってとんでもなくシステマチックになっていて、
生き物には言わずもがな生まれる前から備わった季節感てのが重要で、
同時に、やっぱり一日の中における時間帯感覚にも大きな意味が、「健やかに生きること」と切っても切れない関係性があるはずです。たぶん。
(せっかく日本に生まれたのだから四季の良しも悪しもひっくるめて楽しもう)

しかしながら、
「冬は冬らしいほうがいいのだ!」とはいえ、
おい!なんぼなんでも限度があるぞ!なわけで、
今冬もボクん家の天然床冷房はキンキンの絶好調で、まったく酷いもんですよコレ。
やれ夜になると床から10㎝が露骨に冷えてきて、ヒュヒュヒュッと新手のスタンド攻撃を喰らわされてるみたいに、見えない力に足元からずんずんひゅるーと体温を奪われていって、ぶ厚い靴下越しにもその効果が実感できるほど強力な冷却効果。恐るべし我が家のアンチ断熱機能。
せめて部屋が狭いのだけは幸いで、床冷房同様にエアコンの暖房の効き方も抜群。このエアコン何畳用?
で、その代償ももちろん抜群(笑)
肌がすげぇ乾燥して前髪の先っぽとかがチクチクウザくなる。あぁーんっ!バサバサ!
けどまぁ足先がカッチカチに氷っちまうよりはずっとマシ。
とにかく今年もエアコンガンガンでイスかベッドの上にでもいればなんとか越冬できそうだ。
うん。
だけども話は戻ってさっきの続き。
考えたんだけどコレどうなんだろうか?
エアコンで暖められた空気は上昇して天井付近に溜まるだろうし、床冷房で冷やされた空気は下に溜まってどんどん冷えたままになっていて、
あれ?いいのかな?
こんな自然界ではありえない状態。この上下の温度差ってどうなの?頭ばっかあったまってカピカピになって、相変わらず足先は冷たくて、
身体の機能をぶっ壊さない?
より冷え症的な症状が、身体の部分ごとの温度差が進行してくんじゃあねぇの?
じゃあどうにか空気をかき混ぜて、せめて均一な室温を実現したほうがいいのかな?
脳梗塞とか怖いし。
とか思って、でもそんなことできないんで、エアコンは止めて、やっぱ体の芯から温まるにはお湯につかるのが1番だべ!ってお風呂に入ってみる。
芯までよく温まればそうそう体は冷えない。
そのまま布団に潜り込めば機械の力なんていらねぇのさ!
でも湯沸かし器の力にはマックスで頼る!
追い炊きのできない風呂なんて風呂の存在意義の半分を失ってるようなもんで、例え床暖房が完備され加湿機能を備えたエアコンが設置されているとしても、そんなできそこないの風呂しか無い家には俺は住めない。
さぁ追い炊き追い炊き…ほっかほか
でたっぷりホクホクになって風呂から上がってみたらアレ?部屋の様子がおかしい。
狭くて寒い我が家の隅、ガス台の上の換気扇のとこに鎮座している小さな照明器具の中でボク好みに薄ぼんやり灯って部屋をほんわか優しいオレンジ色に染めてくれていた電球様が知らぬ間に果てていて、
あぁ、ご苦労様…いつでも優しくボクを包む薄暗い夜の時間をぽんわぁーと作り出していてくれていたのに、逝ってしまったんだね。
君のいない部屋はリアルな寒気が充満する暗闇。
そうかぁ…。そりゃあ一日中どころか何日も点けっぱなしとかザラだったからなぁ。
どれどれ、どんな大きさの電球様がおわすかな?
と思ったらライトのカバーがぴったりとネジどめされてて開かない。おいおい面倒だな…工具箱工具箱…よし、この我が家で一番小さいドライバーで…っと。
入らねぇ!!
なんぬぅ!どんだけ小さいネジで止めてんだよ!そんな細いドライバーは一般家庭にはそうそう置いてねぇよっ!出て来い責任者!

てなわけで代打。
とりあえずキッチンのシンクの上にある蛍光灯だけで夜を過ごす生活をしてみるけど、やっぱ白い。
食器の水切り棚に反射していっそう白い。
これは言わば昼の太陽の代わりの明かりだ。用途が全然違う。
なんせ暗闇との差もキツくて、キッチン周辺だけがシャキリ光って浮き上がっている。
なんか不自然で夜中に起き出して冷蔵庫までやってきた夢遊病者かキッチンドランカーって感じだ。
あんまり好きじゃあない。

で、実はこの話ってのは全部去年の、年末の話で、
しばらくはこの状態でやむなく過ごしてた俺も今はどうにかオレンジ色の薄暗闇の夜を取り戻して元通り。
なんだけど、正月帰省をかまして、山梨の死んだおじいちゃんの畑に輸入品の手作りログハウス?みたいなのをおっ建てて、週の半分以上をもっぱらそこで好き勝手暮らしてる父親に久しぶりに会って思い出して思う。

なんで俺だけ暗い夜を好むのかなぁ(ってなんかポエミーな一文になっちゃってるけど、笑)

そう言えば文句無しに完璧に昼夜逆転で生きてるうちの父親は、夜中つけっぱなしの廊下の電気を消すと怒る変人なのだった。
普通は「消せ!」と怒るのが親なのに。
理屈はこうで、
蛍光灯はだんだんあかるくなるからイチイチ消してると点けた時なんか暗いしどうせ電気代なんてたかがしれてるんだから暗くなったら電気点けて暗いうちはそのまま点けとけ!
ってことで、「モッタイナイ」って言葉を知らない日本人なんだ。
だから結局24時間誰かしらが起きている斉藤家では深夜もこうこうと明かりが灯っていて、まさに「眠らない家」だった。
そこで育ったんだからそりゃそうなるわな、で、うちの弟は今でもしょっちゅつ部屋の電気点けっぱなしでグースカ寝てて、
それって眩しくないの!?
瞼ってそんなに万能じゃなくない!?
目を瞑っても部屋が明るいか暗いかぐらいはわかるもん。

でも俺だけは違う。
明るいところで寝るのは嫌だし、必要がなければ夜の照明もいらないんじゃないかと思う。

で、こうして頭の中で喋ってることをまんま自動書記みたいにしながらも、やっぱり同時に問いの答えに考えを巡らせていて、書きながら、
「あ」
って一つ思いあたる。

うちの親父はすぐキレる。
うちの弟もすぐキレる。
二人とも怒りん坊でしょっちゅうイライライライラしている。
年がら何かに年中ムカついているのを見る。
やれやれ貴重な人生の時間をもったいない。愚かな奴らだ。

俺はそんなことない。たぶん。
俺だけ怒らない。
あくまで滅多にって話だけど、少なくとも怒りん坊じゃあない。
穏やかだし、たいていの事は気に留めない。
なるべくイライラしないようにするし、自分の中のイライラを収める術を知っている。

そうか、俺って奴は知らず知らずに気付いてたんだな。

うちの親父は不自然な生活を続けるあまり、心筋梗塞で二回、脳梗塞で一回、
バタンバタンバタン、少なくとも三回は危ない感じで救急車に乗った。
(結果今日まで生き延びているんだから大した悪運の持ち主だ)
うちの弟も、これは言うと怒られる極秘事項なのだが(笑)イライラが募り過ぎてキレ過ぎて過呼吸をおこして倒れた事がある。
(俺は心配してすぐさま紙袋を渡してやりつつも、我が弟のあまりのナイーブさにうっかり横で爆笑してしまった)
そんなことってあるかね(笑)

やはり動物として不自然な生き方とゆうのは、精神にも影響して、何かの変調をきたすのかもしれない。
それはつまり自然の理に逆らわずに生きることでしか生まれないゆとりや心の安定とゆうものがあるのかもしれないってことだ。

俺はイライライライラしてる大人にはなりたくない。(ってもう誰がどう見ても大人なんだけども)
そんな気持ちが無意識にボクを過度な照明から遠ざけているのかも。

夜は暗く。起きたら明るく。

思い返せば確かに、
そんなこと考えてもいなかった高校生の頃までは、俺もイライラカリカリ、ありとあらゆるものに難癖をつけてキレ倒していたものだ。
あぁそうだわ(笑)そんなんでした(笑)

それじゃあもっと、
例えば朝方に遮光カーテンで得るまがいものの暗さとかじゃなく、日没に眠り日の出とともに目覚める、そんな風に本当に太陽とともに生きたら、
もっともっと心にゆとりができてイライラしなくなったりするだろうか?

ボクはキレるならばステージの上で、
楽しんでキレる!キレることを楽しめる!
くらいの余裕が欲しいなぁと思います。
マツコデラックスみたいなね(笑)


あぁ疲れた。
思考し続けることに疲れた。
寒いし風呂に入って何も考えずに寝よう。

そして今日はちゃんと暗いうちに寝て、
明日はちゃんと午前中に起きて、
楽しむぞウエスト!!
不安はノリと勢いで乗り切ると決まっているし(笑)
ここまで頑張って読んでくれた皆(さぞ頑張って読み進めてきたことでしょう!アンタは偉い!笑)も、
よく寝て体調万全でバンギャル初めして下さい!アモーレ!