まるっとマルコムまるはだか!【第二回】 | えんそくオフィシャルブログ「クラオカユウスケのSeven Rock Days 2」Powered by Ameba

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自分でやりたいと思ってやっている事も義務になった途端に意欲が薄まるから不思議(笑)
「なんて子供なんだ!」と自分で自分に怒りすら覚えますよ(笑)ぶうです。


だけどもだけど!
それだけじゃないのよ!
やりたいの!書きたいの!聞いて欲しいの!
自分達の曲を解説するのって意外とコレ楽しいんだよ!(きっと他人の曲を解説しても楽しいと思うケド)
自分の考えたことを誰かに伝える(もしくは伝えた気になる)ことって、ちゃんと労力に伴った達成感があると思うんだ!だろ?
だから皆も需要なんて気にせずにバンバン喋ったり、文章を書いたりしたらいいと思うよ!


てなわけで待たせたな!!
聞いてくれ読んでくれ語らしてくれっ!

もちろんクッソ長くなるがな!!(笑)
年をまたぎようやく第二回にこぎつけました!
ぶうさんがシングル「魔冬のマルコム」の収録曲について超解説するこのコーナー!


「まるっとマルコムまるはだか!」


第二回の今回は、
「魔冬のマルコム」の2トラック目、
ご存知NoGoDのメインコンポーザーキリエ氏がぶうさん作詞作曲のあの曲をアレンジメント!
まさに、「もしもNoGoDのVoがぶうさんだったらこんな曲ができるよ」なえんそく感とNoGoD感のハイブリッド!


「鋼鉄のMACHIKO~惑星マンダラ戒律地獄篇~(容赦無キ巨匠ノ神無キ楽団Ver.)」


からサクリとまいりましょう!!


うん!すこぶる長い!
ここまでの前フリも長ければタイトルも長いぞ!!(笑)
孤高の少女マチコを主人公にちょっとSF?な世界観で変わり者の孤独を描いたこの曲につきましては、すでに「新世界」に収録されているアレンジ前の原曲を存分に解説済み!
今回同様「アルバム新世界の収録曲を解説するコーナー(タイトルは忘れた!)」の中でくどくどと語りましたし、このバージョンについてもレコーディング時にその様子をブログで書いたりしたのでもうあまり書くことがありません!
うん、じゃあどうしよう!?
とりあえずブログ内検索でも使いこなして探してみて下さい。
過去の長文ブログだって腐らせないで読んで欲しいのです。
まぁしいて語るならば、
今回、歌詞としては「魔冬」ってことで密かにクリスマスシーズンの曲に聞こえるように加筆した部分や、「マチコは異星人である」ってな妄想なんだか比喩なんだか分からない設定部分を少し広げてみたりと、もう一度レコするにあたって楽しんで書かせてもらいました。
果たしてあのキリエ氏のギターソロを邪魔する恒例のぶうさんの語り、ちゃんとリスナーは聞き取れているでしょうか?
語りの内容が歌詞に記載されていないように見せかけて実はCDを外したところに書いてあるってゆうこざかしい仕様なので、あの薄汚れた報告書風のところをじっくりムムムと見ながらもう一度爆音で聞いてみるのもいいでしょう。


さてじゃあさっそく本題(?)
さくっと次に移りまして、
3トラック目に収録されている、もはやライブでは定番ナンバーとなった新曲


「TDL」


についてべらりべらりと語っていこうじゃありませんか!
えんそくにしては珍しいストレートにハードなナンバー!
この曲を聴いて気付いた方も多いかと思いますが、
サビの前のブリッジ部分のギターフレーズ……
はい。露骨に某「夢の国」の某パレードの某曲を意識しております。
どこまで似せていいのかIKA氏あたりがスタジオで苦心していた記憶がありますが、この曲は
「だってマルコムってディ○ニー好きやん!」
って感じで(笑)あのフレーズから生まれました。
ちなみに最初はミドが歌っている「テッテレテッテ~♪」とゆうメロディーがメインのボーカルメロとだったゆう凄まじくぶん投げた楽曲でした…う~む、ある意味惜しい、
そのまま行ってたらさぞ気の狂った曲になっていたでしょう(笑)
サビで三人がそれぞれまったく別のことを歌っているとゆうアレンジは、ごちゃごちゃしたカオス感を狙ったのですが、作った当初、レコする前からすでに身内で賛否両論でした。
でも「まぁいいやっ!」ってみんなで軽いノリでやっちゃいましたが…正直みなさんアレどうなんですか?(笑)
聞いててぐるぐるしない?
思い出すだけでニヤニヤしちまうのが歌録りの時のクラオカのシャウト(?)パートで、できればあのクラオカシャウトだけを単体で聴ける隠しトラックでも入れたらよかったナァ…ってくらいに各所秀逸なニュアンスです。
何を言ってるか聴き取れますか?
聴き取れないでしょう(笑)
まぁいいんです。アレは効果音みたいなもんであんまり内容は無いですからね(笑)
ちなみに少しだけバラしちまうと、
最初は
「あれは着ぐるみヒューマノーイドー!」って叫んでます(笑)
なんですかソレ?何なんでしょう?
ユウスケと二人で色々考えた言葉を叫んでもらってるんですが、それは確かユウスケが考えました(そうゆう意味ではこの曲の作詞はぶう&クラオカになるのかもしれません)
さすがの言語感覚と言わざるをえないですね(笑)
才能の塊、クラオカユウスケ、あなどれない男です。
それと同じ歌い回しで「あれは着ぐるみイン・ザ・バイト!」と来るあたり、ボクはもう「あぁこいつは天才や!」と確信したものね。
そして一回目のサビの最後。
あれ分かりますか?


「時給がいいーーっ!」


と精一杯に叫んでいます(笑)
そんなシャウトV系の曲にあります!?(笑)
コレを知ると今すぐに、もう一度「TDL」を聴きたくなるでしょ(笑)
チェキナウ!です。
そんなシャウトの中でも俺の一番のお気に入りは
「カチューシャの付け耳!クエスチョン!!」
てやつです。
理解できないらしいです。あの風習が(笑)
まぁアレをしている様はまさに「超充実」って感じで自分が冷静だとイラッときますがね。へへ。
その「クエスチョン!!」のシャウトのニュアンスが録ってるの横で聞いてて「あ、ちょっとDのボーカルさんに似たなぁ」と俺は思って、それをユウスケがやってるのがすごく面白くて、個人的にたまらんです(笑)
みんなも是非見つけて下さい。必聴です。
(あ、コレはホントDをバカにしてるわけじゃあないぞ!!…この発言がDファンに知られて怒られないといいのだが…笑)
さて、君はユウスケシャウト全部聞き取れるか!?(笑)
正解発表は永遠に無いが挑戦してみよう!
まぁ絶対無理でしょうけど(笑)
うん。
そうなのよ。
つまりリスナーがどうとかじゃないのね。
ここは完全にふざけてるわ俺ら(笑)
正直笑いながら録ってたもん(笑)
音源制作ってそんなんでいいのか!?
と思うかもしれないけどさ。
音楽ってそうゆうもんじゃないかね?
そうやって「音」を「楽」しんで作っているのが銀盤に封じ込められて、ちゃんとみんなにもその空気が届いている信じています。
ちなみに、
ここを録っている時はさすがのエンジニアさんも何が正解か分かっていなかったようで(笑)
これ、えんそくのレコーディングではしばしばある現象で、一緒にレコしてくれている百戦錬磨のエンジニアさん達が「正解」を見失って混乱してしまったりします。
仕方が無いことですね。
「はい!ユウスケ!ここもう一回!今のはちょっとニュアンスが違う!」とかなんとか言ってノリノリで録ってるけど、実は正解なんてメンバーにも分かってないからね!面白いからやってるだけだから!(笑)
いやはやエンジニアさんごめんなさい!(笑)
そう。聴き取れないと言えば、
この曲の最初と途中と最後に入ってるゴチャゴチャ何人もで喋ってるところ。
あれはえんそくメンバーがそれぞれディ○ニーキャラクター(みたいなもの)を演じている声がミックスされて入っています。
これもカオス感を演出する為。
と、あとやってて面白かったから(笑)
もちろんここも「正解は謎」のまま悪ノリオンリーでレコが進められたことは言うまでもありません(笑)
誰がどれとは言いませんが、
ハイトーンのネズミと
ダミ声のアヒルと
ぬぼーっとしたクマと
気持ち悪い低音のイヌ
がいます。
謎の遠吠えはこれまた天才クラオカです(笑)
アオーンアオーンうるさいです。
この遠吠えに関しては一体何がディ○ニーなのかさっぱりなのですが、ムード満点だったのでOKテイクとして入れてみました(笑)
あ、それから、
これは教えて探してもらっても分かりゃしないんでしょうけど、
そのボイスの中に小さい音で突如生まれた謎のキャラクター「ウーヒラさん」の「ウーヒラボイス」も入っていて、
きっと聞き分けられなくともウーヒラさんのウーヒラする様がみんなの脳髄にひっそりと染みこんでいっていると信じています。
これこそはいつかどこかで単体で聞かせてあげたいなーと思うのです。
いや、ホント。あまりに謎だから。
もはやここまで「理由」が無いと怖いから(笑)
正直、このボイストラックについては悪ノリしてあまりにいっぱい録音し過ぎて全部ミックスしたもんだから全部存在がぼやけてしまいましたね。
失敗失敗(笑)
もちろん普段ライブで一言も喋らないIKA氏も参加しているので、中のどれかの声がIKA氏の声となっておりますゆえIKA氏ファンはこれまた必聴です。


とまぁ、「どんだけふざけて録ってんだよっ!」って感じに思うかもしれませんが、
曲自体はいたって真面目にカッコよく作ったつもりです。
ある意味リード曲の「だいたいマルコム」よりも純粋にカッコイイ曲を作ったつもりなんじゃないかな?
この曲はスタジオでみんなでワイワイ作ったのですが、
基本コンセプトは「ライブでがっつり暴れられて疲れられる曲が欲しいよねぇ」
なんて若手バンドマンのような素敵な気持ちを持って作りました。
(結果ユウスケミド的にはコーラスがすっごいキツイそうです。笑)
ライブ終盤に来るべき曲なのに終盤では体力的にキツイとゆう課題が残っている曲です(笑)
そして歌に関して言えば、
「魔冬のマルコム」はレコーディングを飛び石的スケジュールで行っていた都合上、どうしても収録曲のどれか一曲はツアーから帰ってきて間を開けずに歌録りをしなくてはいけなくて、
乾燥に弱くツアー中すぐに喉が枯れてしまうぶうさん、迷わず「TDL」をその日に当てました。
とゆうのも、
「ちょっとかすれてるくらいがこの曲はライブ感とか激しさが出てカッコイイんじゃね?」
とゆう計算があったからで、
もちろんなるべく喉の調子に気を使ってはいたんですが、やっぱりレコの時は本調子には戻っていない状態。
だけどうだったでしょう?
こうゆうのってやっぱ本人にしか分からないくらいの微かな違いでしかないのかもしれませんが、
なにやらいつもよりハスキーで、シャウトも思いっきり頑張って出してる感じが、うまくハマッている気がしてるんですが。
この曲、歌ってみると分かるんですが、そこそこキ-が高いんです。
で、本調子じゃない喉をちょっと強引に使ってるのがAメロとか、逆に「普段録ってたらこうゆう歌い方にはなってないかなぁ」って感じで自分では「二度と同じ様に録れないかも」と気に入っています。
音源は一生残るものなので、録ったその時の空気とかを残すのも大事だと思ってます。
なんかこの歌はちょっと熱いですロックです(笑)
チバユウスケとかかすれてる声最高にカッコイイもんね!


そして最後に、
真面目に内容的なことに触れときます。
勘違いしないで欲しいのはコレ
あくまでディ○ニーを比喩的に使っているだけであって、もちろんそれが「マルコム的なもの」を代表する分かりやすい素材だったからではあるんですが、
ボク個人としてはディ○ニーランドは全然嫌いじゃないです。
むしろ行ったら「うほ!舞浜の駅から時計がディ○ニー仕様になってるぅ!すげぇ!」とかテンション上がるタイプです(笑)
行く前は
「人ごみ嫌だし別に行きたかねぇよー」
とかのたまっておいて、いざ着いてみれば一番はしゃいでいる典型的タイプです(笑)
だからこの曲は決してディズニーオタク批判の曲なんかじゃないので、よくよく解釈に時間を使って聴いてやって下さい。
ここで全て解説してしまうのは「ミュージシャン」としてはあまりに野暮だなぁと思うので(説明したがりのぶうさんも成長したものですな)しませんから。


でも分かっておいて欲しいのは。
俺が典型的に「オタク」的人間で、
世の中に溢れる「ケモノのものさし」「犬の価値観」で生きている人が大嫌いで、
そんな人達にだまくらかされてホイホイ着いて行ってしまう人を見ると心底やるせない悲しい気持ちになるってことです。
人間が生きる上で
「美学」だったり
「文化的思想」だったり、
野生では必要の無い、「人間だからこそ持ちえるなにかしら」を
誰もが自分の中で至上と定めていて欲しいと思ってるんです。
まぁたこの人はよく分からんことをぶつぶつ言っているなぁ、まったくこれだから理屈屋は困る。
なんて思うかもしれないけど。
つまりすげぇ平たく言うとね。


青春時代、ボクは


「モテること」を一番の目的に生きている様な、そんなありがちな男子


にならぬよう、斜にかまえてプライドにして生きてきた。
それは良くも悪くも今更曲げれないんだゼ!(笑)
てことだ。


この気持ち、
この言い回し、
きっと園児諸君にはなんとなく伝わるんでないかと。
類は友を呼ぶ。
スタンド使いはスタンド使い同士引かれ合う。()ジョジョリオン面白かった!!
言い方は色々あるけれど、
言葉にできないシンパシーってのはきっと、
今までの人生経験、美学から滲み出すそれぞれのオーラがもたらすもんだと思うんです。


「ケモノのものさしで作ったレプリカ」のバンドが溢れていますが、
どうかそうゆうバンドにだけはファンを取られたくないものでやんす。けっへ。


まぁね。
歌詞を読んで見るとなんだかどうも、
そんな「世間への批判」や「同類への願い」と一緒に、ついでのように、
俺の感じている「女性の心移り」への不安や不信感もあらわになってしまっているように思いますが(笑)
そこはあんまり「酷い!」とか思わないように(笑)


うむ。解説してみて分かったが、
そうゆう意味じゃ「魔冬のマルコム」。
意外と心の奥底からの声を吐き出しているCDになっていますね。
アイアムロック!


えんそくぶうさん。
エグザイルやジャニーズやその他キラキラバンドが、世界が、
かすんでしまうほどに、みんなを盲目にできるように頑張って行く所存であります。


てことで、
次回第三回で、リード曲である「だいたいマルコム」を解説してようやっとこのコーナーも終わります。
スッキリです。
まだ書いてないけど。
ここまで長々読んでくれた人にはきっと需要があるのでしょう。
近い内に書きます。
乞うご期待下さい。