趣味は散歩と半身浴と…。ぶうです。
最近めっきりオタク指数が下がって無趣味化している事はこのブログで何度もお伝えしていますが、
やっぱり人間素敵な趣味のひとつやふたつは持つべきであり、
趣味が人間の人生を豊かにするもんだよなぁ、と俺は常々思っているわけです。
でだな。
俺が昼過ぎ頃に家にいて起きていると、どこからともなく
(まぁ近所のどっかしらの家からなのですが)
謎の笛の音が聞こえてくるのね。
そいつは我々庶民にも聞き覚えのあるリコーダーなんかとは違って(なんかとはなんだなんかとは!リコーダーに失礼だろうっ!)なにやらお高くとまった「ほぇーひょぉぉーろろろー」とゆう具合の、
「伝統楽器」然とした音色なのよ。
平日のお昼過ぎの、ちょいと涼しくなった頃合いを見計らって吹いているのか、
窓から吹き込む心地いい風に乗って
「ほぇーびょーんぴょぉーろろー」
と聞こえてくる。
「…おぉ耳を澄ますと鳥の鳴き声や子供の遊ぶ声に混ざって、なんと雅なことか(使い方合ってるか?)」
まぁ聞こえてくるって言っても音量的には朝方聞こえてくる隣の部屋の住人のテレビの音くらいのささやかな感じで、
なんだかとっても俺の心は癒されちゃうわけなんですよ。
「休日早起きした時」にしか聴けない、一種の安らぎの代名詞なわけ。
うむ。これは曜日、時間帯的に考えて、
どこぞの奥さんがお昼ご飯の片付けが終わった後にでも吹いているのかな?
いや違うよ毛利のおっちゃん、主婦にしては渋すぎる趣味だ。
やっぱり、「夏はじんべぇぜよ」みたいな風流な感じのおじいちゃんが、ゆっくりお昼ご飯を食べ終わってから吹いているに違いないよ。
そう俺の脳内探偵が決定付けて、
なるほどなぁコナン!と脳内ゲン太君がうなずく。
ふむふむ。そう思って聴いているとこの音色……
なんとも言えず味わい深い…
びょーーーひょろろーふぉー
人生の吸いも甘いも噛み分けた(使い方合ってるか?)年季の入った老人が、
その年季の入った指と唇で、
ひょーろろー~ぼえぇー
それは時に消え入りそうに、
生まれたての小鹿の足取りの如き弱々しさで、
そしてだいだいにおいては、サーカス一座の一家に生まれ、生まれながらに将来はサーカスで綱渡りをすることが運命づけられた長男まさお(仮)の初めての綱渡りのように、
不安定であやふやで危なげなリズムと旋律。
……そう、つまり
どヘタクソな感じですっ!!!
ぴょー~…よろぉーん…ひょろ…っひょー~
ジジィ!!
息も絶え絶えかっ!!
こいつぁ、
「さぁお皿洗いも終わったし洗濯洗濯♪」
なんてやってる奥様もおじぃちゃん大丈夫かしらん?って心配になって物干しが手につかないレベルだぜ!!
でもよぉー!
コレが実際、けっこういい塩梅の
ぼやーんひょろーん
でよぉー!。
なかなかどうして味があって心に刺さるよなぁー!
で、ヘタクソだけどまぁジジィだし(勝手に決め付けてるだけなんですがね・笑)こんなもんだよな。
うむうむ。なんて妙に自分の推理に納得がいったりして。
いやぁーでもジジィになってから新しく楽器を始めるなんて偉いなぁ。素晴らしい事だ。
果たして俺は彼と同じ年齢になった時、そんなヘタクソな笛をいまさら始めるだけのパワーがあるだろうか……
う~む。尊敬。
とか考え、さらに不謹慎にも
「この音色が聞こえなくなるまでには」俺も何か新しい趣味のひとつでも見つけようかな。
とか勝手にじぃさんが「間もなく死ぬだろう」なんて(人様の家の老人を妄想の中で勝手に逝かせるなって話だし、そもそも繰り返し言うが、じぃさんかどうかってとこがまず妄想なんですけど)設定を付け加え、ちょっとばっかり寂しい気持ちになってみたり、決意を込めてみたり……
とにかくそんな一人遊びにも近いような事を一人勝手にしていたのですが。
実は……
なんとこの話がかれこれもう何ヶ月も前の話でしてね。わっはっは。
さて、時は流れ現在。
最近小忙しくてすっかりこの「ぴょろぉ~ん…ほろろ…っぴょー」の事も忘れていた俺ですが、こないだフト
「アレ?そう言えば最近聞いてないなぁ…」
なんて…
そしたらアレ……?
どうしたじぃさん……
そう…そうなんです…
なんとそんな…切ない……
話ではなく(笑)
久々に耳を傾けたらめっちゃくちゃうまくなってるじゃないの!!
じぃさん!アンタCDみたいよ!!そんな笛のCDなんて俺聴いたことねぇけどなっ!(笑)
だけどこいつぁ断じてCDじゃないぜ!
だってずっと聴いてきたこの笛の音…
これは明らかな演奏者の上達!!
すげぇー…。
齢80にしてまだ新しい特技を習得できるとは!!
(また勝手に新しい設定を足しましたが…笑)
このジジィ!できるっ!!
…とまぁ、
趣味が特技に変わる。
素晴らしい事ですよね。
新しい趣味を持てたらいいかなぁなんて思っているそこのアナタ!
できる事なら不毛な趣味に時間を費やすのは止めて!
時間とともに錬度が高まり、やがて特技となりうるものを趣味にしてはいかがか?
楽器なんて最高だぞぉー!
そう。よく色々なところで見るのですが、
この趣味だけはやめろ。悪趣味だ。とここで言っておきましょう。
ずばり。
趣味:人間観察
いるよねぇー!
いるいるぅ!(笑)
それって極めたところで変態か変人か良くても奇人にしかなれないからねっ!!(笑)
よせやいよせやい!
数年後にはそれ書いてた事自体が黒歴史になってるって!(笑)
てことで。
ボクも最近新しい楽しみを見つけたのですが、
さっそくその趣味からは手を引こうと思います。
「小、中、高時代の友人のツイッターを見つけて、ひっそり無言で(もちろん俺はそうゆうのはやってないので見られてるほうはまったく知りません)ニヤニヤしながら読む事。」
うはっ。言わば一種の人間観察……
うーん。
なんてぇ覗き趣味か。
だって旧友が不特定多数に心の弱みをさらけ出している様がなんだか異様で、ちょっと興味深く、面白くってさ…。
A沢君。T口君。
君らのツイッターたまに見てるよ(笑)なははは。
超悪趣味ねっ!!!!