安全・安心な住空間を考える(後編)
今回はセキュリティーを取り上げます。
一言にセキュリティーと言っても、
「建物本体」に施して安全性を高めるもの、
「環境要因」でその安全性を確保するものに別けられます。
初めに建物本体の安全ですが、これは侵入者が入り辛くする工夫です。
例えば、鍵を二重にする。
出入りのない窓には外部から取り外しのできない面格子を取付ける。
窓をペアガラス(ガラスとガラスの間に特殊なフィルムの入ったもの)に
取り替えたり、防犯フィルムを貼ったりします。
取り替えたり、防犯フィルムを貼ったりします。
網入りガラスはガラスが飛散しないだけなのであまり効果はありません。
そしてドアはもちろんのこと窓にも鍵は二個取付けるようにします。
クレセント錠(始めから取り付けてあるもの)とは別に
一方の鍵が開けられたとしても、もう一つで守るように仕掛けます。
一方の鍵が開けられたとしても、もう一つで守るように仕掛けます。
これらの対策はあくまでも、窃盗犯に対しての進入を
遅らせるのが目的となります。
通常進入に 5 分以上かかりそうな場合はあきらめることが多いようです。
また、塀やマンションのベランダで死角になりやすいところは
十分注意が必要です。
十分注意が必要です。
一旦侵入してしまえばいくらでも時間が使えます。
また、オートロックだと言っても安心はできません。
近所付き合いが希薄なマンションの住人は
その人が住人か来客か不審者かの区別はつきません。
その人が住人か来客か不審者かの区別はつきません。
さらにマンションにおいては死角となる場所は要注意です。
自転車置き場、ポンプ室への入り口、駐車場などです。
物理的な対策としては、鍵の強化、音、光、防犯カメラ、
警備会社の自動監視システム等があげられます。
警備会社の自動監視システム等があげられます。
今はホームセンターなどで安価な商品が数多くありますので
場所にあわせた効果的な防犯対策が可能です。
一度侵入された住宅は二度三度と狙われるという傾向もあります。
気がついたときに絶対に入られない気持ちで対策をとるべきだと考えます。
また、環境要因としては、駅から近く、自宅までに暗がりや茂み等がなく
また、環境要因としては、駅から近く、自宅までに暗がりや茂み等がなく
明るく人通りがあるほうが良いでしょう。
安全性は周辺の環境に目を配ってみれば解ります。
危険なのは死角のあるマンションや事務所です。
空き家や乗り捨ててある自動車やバイク等がないかもチェックします。
集合住宅では「ポストの周りにチラシがたくさん落ちていて汚い。」
では、これらの危険が少ない住空間を探すにはどうしたらよいのでしょう。
部屋の間取りや内装、建物の外観だけにとらわれるのではなく、
地域コミュニティーがしっかりと確立されているエリアを
探すことをお勧めします。
地域コミュニティーがしっかりと確立されているエリアを
探すことをお勧めします。
町内会や自治会の活動が活発で、近所付き合いも程よくある。
子供を安心して近所の公園で遊ばせることのできるエリア等でしょうか。
人は住宅の中だけをみて、自分の空間を想像しますが、
地域のコミュニティーがあってこその安全であり安心です。
プライバシーである扉の内も外もバランスよくする必要があります。
一見面倒に感じるかもしれませんが、
いままたご近所付き合いが見直されています。
いままたご近所付き合いが見直されています。
人の目があればそれだけ犯罪の芽を摘むことができます。
もちろん、警備会社や防犯装置は必要なものですが、
実は最も安全な防犯対策は近所との
バランスのよい付き合いかもしれません。
実は最も安全な防犯対策は近所との
バランスのよい付き合いかもしれません。
昨今そういったコミュニケーションが苦手な方もみえますが、
これを寄稿している筆者自身も苦手な一人です。
これを寄稿している筆者自身も苦手な一人です。
しかし、苦手だから遮断するのではなく、また受け入れる側も
苦手な人もうまく地域コミュニティーに受け入れ
住空間の内外をバランスよく保つのが安全、
安心の暮らしとなると考えます。
住空間の内外をバランスよく保つのが安全、
安心の暮らしとなると考えます。
また、そういった空間はお金では買えませんが
安心できる安全なコミュニティーのある不動産は
必ずその価値が上がると思われます。
安心できる安全なコミュニティーのある不動産は
必ずその価値が上がると思われます。
チラシやカタログには載っていませんが、
しばらく関心のあるエリアを歩いてみるのはいかがでしょう。
しばらく関心のあるエリアを歩いてみるのはいかがでしょう。
前田由紀夫

