「マイクを通さず、直接体に届く生の音。
子どもたちへの思いを込めて
100年の昔に作られた音楽と
それを受け取る子供たち。
今日のコンサートがどうか皆様の素敵な思い出となりますように。」
今回のマタンのプログラムではこんな言葉で皆様をお出迎えしました。「ピーターとおおかみ」のテーマは作曲家たちが子供たちの為に書いた音楽だったのです。(ピーターはもちろんルルもドリーも!くるみ割りとラピュタは子どもが主役ですし)
子供たちは世界中どこに行っても特別な存在なんですね。
そんな子供たちと一緒に家族で聴いた音楽会はいかがだったでしょうか?
《アンケートの一部をご紹介いたします。》
★ピーターとおおかみは贅沢な読み聞かせでした。
★赤ちゃんがとても静かに聴き入っていました。
★クラシックを聴く時間が日常だと無いので幸せな気分になれました。
★潤いがある時間は重要!子供と気軽に楽しめて良かった。45分と いう時間も子供が飽きずにgood
★手作り楽器が楽しい!生の振動は良い
★花のワルツは思わず体が揺れて踊りだしたくなりました。
★君をのせてはとても感動しました。涙が出ました。久しぶりにこんなに近くで生の演奏が聴けて幸せな気持ちになりました。
★私も何か楽器を習いたいと思いました。
私個人の感想ですが、楽器も不思議で美しくて素敵なのだけど、人の「声」の持つ神秘さは果てしないなあ、とホールで太田さんの歌声を聴きつつ思いました。また、やまさきさんのイラストも、小さな子にはオオカミがあひるを飲み込むところなんか怖いはずなのですが、どこか「大丈夫だよ」と包み込んでくれているような温かさと安心感がありました。
ご来場くださった皆様、本当に本当にありがとうございました!
さてここからはおまけの話。
子供たちにおもちゃの楽器をプレゼントする、と宣言していましたよね。実は、こちらが用意していた数を上回るペースで楽器が飛ぶように売れた、第一部。 ありがとうみんなああ!
しかし。
ステージをはけて楽屋に戻るなり、全員、
「ね、どうする?!絶対おもちゃ足りないよね??」
と口をそろえて言いました。
甘かった!読みが甘かった!
しかしそうも言っていられません。楽しみにしていてくれる子供たちが待っています。次の公演までに何とか作ると決定しましたが、時間はわずかしかありません。
それからは全員材料集めのためお店やら家族やらに電話をかけまくり。
続々とはさみやホッチキスや材料をかき集めて集結する家族たち(神神!)
お昼休みを削って材料を買いに(取りに)お店まで行ってくださったスタッフの皆さま(神神!)
泣きついて電話したらペットボトルの蓋を10分で100個と牛乳パックを10枚準備して下さったイトーヨーカ堂武蔵小金井店様(神神!)
これからはヨーカドーで買い物しよう。そうしよう・・・・
そして全員がドレス姿やスーツ姿のままハサミをチョキチョキ、テープをびりびり、マッハで作業して1時間のうちに笑っちゃうくらいたくさんのおもちゃ楽器を作ったのでした。
もちろん作業中の脳内BGMは「トレパック」。
こんなこと後にも先にもないだろうなあ~
ああ、疲れた。え?!今からもう第2回公演が始まりますって?
こうなっては開き直りの新境地。
チームアンサンブルマタン、遥かな地平線を超えた公演でした。
《「ひっぱりカスタネット」の作り方》
①細長く切った画用紙を二枚とキャップを2個用意します。
②紙の中央にそれぞれのキャップをテープで貼ります。
③キャップが内側になるようにして両端をホッチキスで止めたら完成!
ああ、でも子供たち全員におもちゃ楽器が行き渡って本当に良かった!マタンと一緒にステージで演奏してもらいたかったけど場所が狭かったね・・・ ごめんなさい、次はもっと準備をしておきますから!
なんだかネタが尽きない本公演。また忘れないうちに様子のレポートをさせてください。一体何回書くつもりなんだか。
次回もお付き合いくださいますと嬉しいです。