
コンポーネントギター5号機 ③ 完成
1日に2回更新するのはものすごく久々な気がします(^_^;)
朝に更新した内容に引き続き、今日もナットの調整に取り組んでいました。
安物の牛骨ナットだとやはり1弦側と6弦側とで結構厚みに差があることが改めて分かりました。

その差0.19mm。そりゃすんなり合わんわな(-_-;)
今回は牛骨ナットを2つダメにしてしまいました。
1つ目は取り付けた後に弦高が高く感じ、もう少し削ろうと思い取り外した時に割れてしまいました(;_;)
2つ目は逆に削りすぎて弦高が低くなり、その結果開放弦がビビリ祭りになってしまいました(/_;)
そして3つ目にしてようやくちょうど良い感じにはなったんですが、仮付けして実際に弾いてみるとどうも違和感がある。弦高が高い気がするけど、そこまででもない気もする…これはどこから来る違和感なのだろうか?(-_-;)
そこで6弦に注目して、ナットの6弦の溝だけを紙ヤスリで削って少し深くしてみると見事に違和感がなくなりました(*´-`)
結局弦高が高いと感じる時に一番引っ掛かってくるのは、一番弦が太く且つ端にある6弦なわけですよね。ここをどう調整するかがナット交換の一つのポイントになってくるということが今回の作業でようやく分かりました(^_^;)
今回のナット調整で学んだこと
・安物のナットは厚さや高さにバラつきがあるという前提で調整に臨むべき。
・ナットの両端と中心あたりの厚さや高さをマメにノギスで測りながら調整する必要がある。
・接着剤でネックの溝に固定する前に一度填めて弦高を確認する。
・弦高が高く感じる時は特に6弦に注視して調整することで違和感がなくなる場合がある。
本来はどれも常識の範囲内の気もしますが、自分としてはどれも大きな発見でした(-_-;)
その他の調整も終え、ようやっと完成です!

今回の依頼主である同僚からのオーダーは
・ヘッドロゴは消してほしい。
・プッシュプルスイッチを付けるならシリーズ配線よりフロント&リアのミックス配線が良い。
・ハイパスも付けてほしい。
ということでした。ギターには詳しい同僚ですが、ストラトタイプの所持は今回が初めてとのことでした。

自作ピックガードということでボリュームノブとスイッチの配置は私の好みで多少変えてありますが、ノブの配置の順番は弦に近い側をボリュームにしてスタンダードな形にしています。上からマスターボリューム、フロント&センタートーン、リアトーンです。ストラトのリアにトーンを効かせるのは私としては必須です。
リアトーンをプルするとフロント&リア、または全ピックアップのミックスが可能となります。この改造は最近の私のスタンダードですね(*´-`)
今回のピックアップはこのギターに元々付いていたものを使いました。
安いフェンダージャパンのピックアップといえば評価は決して高くありませんが、このフェンダージャパンは私が中学生の頃に姉から譲り受けたものということで、ギターもですがピックアップも20数年ものということになります。
このピックアップは一度コンポーネントギター1号機に仮付けしたことがあるんですが、予想外に音が良くて(良くなっていて?)使うのが惜しくなり、結局取っておくことにしたものです。特にフロントの音が少し枯れていて、でも全体的にはモダンな音がしてとても使い勝手が良い感じです。今回満を持して5号機に装着したというわけです。
前回の記事でも触れましたが、この5号機をオーダーしてくれた同僚はなかなかのギター馬鹿です。
同じ職場ではありますが部署が違うので頻繁に顔を合わせるわけではないのですが、少し前に出張で一緒になった時に話す機会がありました。歳が近いこともあり好きな音楽の話でかなり盛り上がり、さらに彼も私と同じく生粋のミッシェル(・ガン・エレファント)のファンであることが判明し、その流れからギターを一本贈呈することとなったわけです(^-^)
そんなミッシェルファンでギター馬鹿の彼に贈呈するギターなわけですから、元がプレイテックとはいえそれなりのものに仕上げてあげなければいけません。そういうことから上記のピックアップも含め、ナットの調整にも一切の妥協が許されない状況であったというわけです(^_^;) まあ人に譲るギターというのは毎回このような緊張感をもって弄るべきなんでしょうけども…(*´-`)
今回の5号機は結果としてそこまで大幅に手は加えていませんが、弦高調整やピックアップの音、コントロール系の配置や改造も含めて自分的にはかなり満足のいく出来となりました。なんならもう少し手元に置いて弾いていたいくらいのもんです。
しかしこういった満足のいく出来栄えのギターだこらこそ早く手渡したいという思いの方がやっぱり強いです。早速明日にも渡したいと思います(^-^)
ここからは余談ですが…
上記のギター馬鹿の同僚(馬鹿馬鹿失礼…ですが勿論褒め言葉です!)は同じ部署の同僚達とバンドを組んでるそうで、そんなところからトントン拍子に話が進んでしまい、なんとそこに私も加えてもらうことになりました(^_^;)
ギターを弄ってばかりで殆ど弾かない私を「丘サーファー」と呼んでいた前職場の楽器マニアの同僚然り、現職場のこの同僚にも改造ばかりして弾かないことについてお叱りを受け、そこから何故かバンド加入の流れへと相成ったわけです(-_-;)
さあ、これでもう逃げてはいられなくなりましたよ!
腹を括って練習しますか…!(T-T)