自作エレキギター 配線について① | ENSEMBLE ni-ke

自作エレキギター 配線について①

間が空いてしまいましたが、前回の記事「自作エレキギター製作記録」の中で後日公開すると言っていた配線図を載せておきます。やはり手書きのちったない(※「汚い」の娘語)イラストになってしまいましたがご容赦ください…
本当は手書きなんてしたくなかったけど、ちょうど今PCが壊れているもので…。綺麗に書き直せる時が来たら再度アップさせていただきます。

テレキャスターカスタムタイプ  2Vol・1Tone配線図

基にしたのはフライングVの配線です。
ちなみにハイパスコンデンサーはSILVER MICA 250PF(0.00025uF)、トーンコンデンサーはSPRAGUE ORANGE DROP 715P(0.022uF 600V)、配線はアースも含め全てBELDENの#8503を使用しました。

製作記録③でリアシングルのボリュームポットの抵抗値は1MΩにしたと書きましたが、やはりそれだとハイが強くジャキジャキし過ぎて理想の音(勿論アベフトシ氏の音)とは違っていたので、250KΩのものに変えることにしました(アベフトシモデルのリアのボリュームポットもやはり250KΩだそうです)。ですので配線図にも250KΩと記載しています。
ちなみにポットは新しいピックアップを購入してから一緒に変えようと目論んでいます。


前の記事で配線の半田付けを3回ほどやり直したことには既に触れましたが、最初はとにかく無知だったので、ネットで拾ってきたそれらしい配線図を見ながら40Wの半田ごてだけを使ってとにかくくっつけた…という感じでした。結果、半田付け自体がうまくいかず、特にポットには中途半端な接着しかできておらず、そのため配線が外れまくり音出し以前の問題に…。

それを見かねた例のデキる同僚(前回の記事「製作記録②」参照)が80Wの半田ごてとフラックスを持って駆け付けてくれました。

フラックスとは、金属表面の異物洗浄や半田の表面張力を抑えて拡がりを促進させる、また半田の酸化防止や熱伝導を促進するなど半田付けの際に様々な効果のある溶剤であり、必須アイテムと言っても良いと思います。これを知らなかったんだから少し前の自分の無知さには呆れるばかりです…
また、80Wの半田ごてについてはかなり温度が高くなるので扱いが非常に難しいですが、同僚曰くポットにしっかり半田付けをするにはW数の高いものが必須とのこと。

同僚がそれらのニューアイテムを使って半田付けを一からやり直してくれたことで、ポットと配線もしっかりと接着され、これで良し!
はやる気持ちを抑えて初音出し………しかし残念ながら音は出ず…!
ここで心が折れかけましたが、自分なりにいろいろ調べて修正をかけました(遅いけど)。

まず、ポットの端子に番号があることを突き止めます。これ、知ってる人からすればごく当たり前かと思いますが、知らない人からすれば配線図にポットの端子の番号なんて普通書いてませんから、そんなん分からないですよ!(※だから上の配線図には書いてます。ポットの裏から見て端子が下に向いてる場合、右から1・2・3となります。)

あと、ジャックの端子のどっちがホットなのかコールドなのかとかも普通分かりませんから!
ジャックの端子はシールドプラグにひっかかる金具とつながってる方がホットです。覚えてしまえば簡単なんですけどね…。

というわけで音が出なかったのはそもそもの無知が原因の根本的な配線間違いという結論に至りました…。そもそもの配線が間違ってたら半田付けをやり直したところでどうにもならんよね……無駄な労力を使わせてしまってごめん、同僚よ…。

そこらへんの知識を得るのに大変お世話になったサイト↓
第13回にポット、第14回にジャックの解説が載っています。


「配線について②」に続きます。