自作エレキギター製作記録③ 完成! | ENSEMBLE ni-ke

自作エレキギター製作記録③ 完成!

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そしてようやく完成!!




内部の電装系のパーツにはBELDENの配線やCTSのポットなどを使い多少拘りましたが(ここらへんのパーツの購入はサウンドハウスさんほぼ一択です)、他の部品についてはネックやピックアップも含めAmazonでなるべく安く済ませました。ちなみに画像で1ボリューム2トーンになっているのは余っていたノブを適当に付けたせいです(汗)  近々ちゃんと直します。

ネックは上記の通りAmazonで数千円で購入したノーブランド品ですが、ちゃんと材はメイプル、指板はローズウッドとのことでした。確認した限りでは大きな音の狂いやビビりなどもありませんでした。塗装はもともと薄い塗膜があるかないかくらいだったので、軽く研磨してからギター用オイルジェルのXOTIC XP-OG1を4~5回塗り重ねましたが、色も殆ど付かなかったしあまり意味がなかったような…。そもそもがサテンフィニッシュだったのだとしたら、そのせいで塗装をはじいてしまった可能性もありますね…。

あと、ミスをたくさんやらかした中で一番マズかったのは、ピックアップのザグリ加工を早い段階でしてしまったことです。これのどこがマズいかというと、本来は  ボディとネックを接続→1弦と6弦を実際に張る→ブリッジの位置決め→ピックアップの位置決め→ザグリ加工  という順で進めないと、弦を張った時にネックに対して弦が左右バランスよく張られていない、いわゆる「センターずれ」を起こしてしまうことが多々あるそうなんです。

で、僕のギターはというと、見事にセンターずれを起こしてしまっており、ハイフレット側の1弦がネックに乗っていないというまあまあの重症に……
かなり愕然として一瞬頭の中が真っ白になりましたが、そこでも前回の製作記録②に登場した同僚の活躍により、冷静に対処方法をレクチャーしてくれた結果、リアピックアップのザグリを少し広げ、ブリッジの位置を若干ずらすことで無事解決!いい加減頼りすぎですね…(汗)


ポットの抵抗値はトーンを500KΩ、ボリュームはフロントのハムバッカーを500KΩ、リア(ブリッジ側)のシングルコイルを1MΩにしてみました。初めての自作ということで実験の意味合いもあったので、ピックアップについてはとりあえず2つともAmazonで激安のものを購入したため、音はまあそれなりという感じですし、他にも製作過程での反省点は多々ありますが…初めての自作ギターということを考えれば、まあ良くできたと言えるのではないか…と自己満足に浸っております。

実は最終段階の配線の半田付けも3回ほどやり直しています。音が出なかったり大きなノイズが出てしまったり…。
でもだからこそ、初めてアンプからちゃんとした音が出た時の感動は何にも代えがたいものがありました。


最後に…

参考にした本:
・はじめてのハンドクラフト・ギター  世界に1本だけのシグネイチャー・モデルを"自分の手"で作ろう (ギター・マガジン)
・フェンダー解体新書  バラして納得!量産型エレキ・ギターの構造と美学 (ギター・マガジン)

その他、参考にしたサイトやブログ、動画は数知れず…先人の皆様に深く感謝!!

今後はとにかくいろいろ弄って改造ですね!
手始めにリアピックアップをDuncanのSTL-1、フロントピックアップをDimarzioのDP211EJカスタムにしようかと目論んでいます。リアピックアップのポットを250KΩに換えてみるのもいいかもな~。
いや~~夢が広がりますね!!

ご拝読いただき誠にありがとうございました。