老いのうた(20) 「無 題」 しなければならないことは いたしますけれど これほど 退屈で気の抜けない 怠惰な緊張はない そんなことは 処理すれば簡単なのだが 変に鍛えられた 生き方が それは駄目だと 利口ぶって云う もう勘弁してくれと 思うと 小さいころの 頼りない 季節を失った小川が さらさら さらさら 流れ出し いつもの 朝がやってくる