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正木明1の1(はじめ)

八十歳(2014)になって、「老いのうた」のタイトルで詩作を始めました。すっからかんの音と色と詩と・・・・・・・


               


                 「妹」


     みぞれのふる日は

     北風で

     死んだ妹が 寒いさむいと

     炬燵にもぐりこむ


           私もそろそろ 私の死を受け取りに

           出掛けなければならない

           その時に

           この世にあっての悔恨は

           妹に もっと

           やさしく してやればよかった との

           思いが沈澱し

           悔恨は 帰る場所もなく 深い溝となる


     みぞれのふる日は

     北風で

     無雑無数の白い糸が

     天からふりそそぎ

     死んだ妹が 寒いさむいと

     炬燵にもぐりこむ


                       追記  妹、佐代子、3才の頃日本脳炎にかかる。当時、

                       日本脳炎の病名はなく、寿命は10才までとの診断だった。

                       平成 5年5月25日、55才没