宿痾が むかしのむかし
どの辺りで始まったのかは
立つ煙りの切れ目を探すようで
解らない切れ目の
永遠は この一点しかない
富も貧も
時間の流れに 浮く
満足と不満の連続で
魂は直進性がその姿で
ついついの寄り道は
罠に過ぎないと 知ったとき
魂は直進性を失い
うっかり笑って 旗をかかげる
つまり 遺言だ
「お世話になりました」 と
どの辺で生まれた 宿痾か知らないが
宿痾は我らを 餌にし
我らが 称える
大自然も 自慢の科学も
何も聞えぬ宇宙も
人間一人の 歴史と
寸分 違わない との予感も
宿痾なのだ
「お前は だれだ・・・・・・」