霧に溶ける森の小径
足音は湿った土に吸い込まれ
淡い朝光が髪を揺らす
その間を、影のピエロと光のピエロが歩む
顔は仮面か素顔か、わからないまま
掌に集まる光の粒は、羽ばたき、舞い、落ちる
苔と花に囲まれた胸のあたりで
二人の存在と、あなたの呼吸が共鳴する
視線は交わらずとも、確かに触れ合う
風が運ぶ微かな声
小川の音と葉擦れのリズムに
あなたの存在は森に刻まれる
柔らかく、冷たく、温かく
一瞬の光のように、確かに在る
闇のピエロは静かに守り
光のピエロは微笑みを灯す
あなたはその間に立ち
世界の中心で、息をする