Basketball is my life   ~気がつけばバスケットボール人生~ -26ページ目

    Basketball is my life   ~気がつけばバスケットボール人生~

プロコーチとしてバスケットと共に歩んできた人生。もっと沢山の人たちとバスケットを語りたい。そして自分が手探りで始めた頃の様な形では決して次の時代へはバトンタッチしたくない。そんな思いを込めて、長年培った指導の技術や戦術を公開していきたいと思います。






こんにちはeno です



なぜ練習中に水分を補給すべきか …(3)



※ 脱水症や熱中症の危険



「熱中症」という言い方は、ここ最近聞きなれてきたと思いますが、

「日射病」という病名と共に、高温環境下で起こる障害の総称です。



熱中症について詳しいスポーツドクターによると、日本の夏は高温・多湿で

いつ熱中症が起きても不思議ではない環境条件にあると言います。



熱中症の中でも、最悪の場合は死に至ります。

(毎年、熱中症が原因の死亡事故が起きています)



その予防として重要な一つが、汗として失った水分をすみやかに補給

することです。脱水症の予防も、適切な水分補給が非常に重要です。

(熱中症の予防も含めた暑さ対策については、あらためて取り上げる予定です)



※ 集中力、体力の消耗、健康などに対する影響



汗をかいて、運動能力や体温調節機能が低下しているにもかかわらず、

さらに運動を続けたり、それを毎日繰り返したりすることは、体力を

より消耗させて、疲労を増幅させることになります。



そして、熱中症にならなくても、それらが健康へのマイナス要因となる

ことは十分に有りえることです。






















こんにちはeno です



なぜ練習中に水分を補給すべきか …(2)



練習中の水分補給をおこなわなかった場合、次のような実験結果が

でています。



高校バレー部。4月13日午後。雨。

体育館の室温20℃(外気温は16・7℃)、約3時間半の練習。

気持ちいい程度の汗の出具合ながら、練習後の体重減はチーム平均で2・3%。

3・3%の選手が2人いた。



高校野球部。5月17日午後。晴れ。グラウンドの気温26・5℃

約2時間半の練習での体重減は、チーム平均で2・8%。

測定の18人中、3%以上の選手が10人いた。



高校バトミントン部。5月16日。午後。晴れ。

体育館の室温29℃(外気温23℃)

約3時間の練習後、チーム平均3・4%の体重減。20人の測定中、

16人が3%以上の体重減。中には4・5%以上の選手もいた。



以上のように、4、5月の時期でも、からだは意外にたくさんの水分を汗で

失っているのがわかります。



ましてや、6、7、8月の暑い時期になると、4月、5月の時期と比べても

汗を大量にかくし、練習中に水分を補給しなければ、大多数の選手が体重の

3%以上の水分を失っているに違いありません。



私のこれまでの経験からも、水分を補給しないと、体重の3%は簡単に減る

(特に暑い時期には…)というのが実感です。


















こんにちはeno です



なぜ練習中に水分を補給すべきか …(1)



簡単に言えば、汗でからだの水分が失われるからです。

からだから失われた水分を、なぜ速やかに補給すべきか、以下に主な理由を

挙げてみます。



※ 体重の3%の汗で、体温調節の機能や運動能力が低下



運動生理学の研究によれば、体重の3%の水分が失われると、

運動能力が低下すると同時に、体温調節能力も損なわれてくると言われています。



汗をたくさんかくと、血管を流れる血液の量が少なくなり、体温調節の機能や

筋肉へのエネルギーの供給が低下すると考えられるからです。



からだの機能の低下を招く境界線としての目安が「体重の3%」ですが、

この3%というのは意外に簡単に減るのです。



以前、月刊「トレーニング・ジャーナル」が行った実験によると、

(いずれも練習中の水分補給をおこなわなかった場合)次のような結果が

でています。



高校サッカー部。4月12日午後。曇り。気温17・7度。

練習時間は約3時間で、目立った汗はほとんど出なかったが、チーム平均の

体重減は、2・1%(体重の減った分のほとんどは汗と考えてよい)

2・9%、2・8%という選手もいた。